最近になって、はたと気がついたことがある。実は、穀類は食べにくいものなのではないだろうか、ということだ。現代の米や麦、トウモロコシなどを想像すると、そんなことはないだろうと言いたくなる。けれども、元々人類が農業を始めた頃の穀類はどうだったのだろうか。...
観光について色々と考えることがある。観光協会の役員で、商工会議所の観光業部会の役員で、という立場もあるのだけれど、そもそも興味がある。どうしたら、掛川という町を面白がってもらえるだろうか。面白そうだと思ってもらって、ちゃんと行動に移してもらってわざわざ掛川まで来てもらう。そのう...
最新のもの、流行を消費する社会が加速しているように思える。...
観光協会のイベントで講話を聞く機会がある。基本的に毎年実施していて、これからの観光施策を考える上でもいろいろと考えたり学んだりという企画なのだ。実は、毎回楽しみにしている。 ただ、時々はちょっとなあと思うこともあるのだ。...
「世界が平和でありますように」という祈りに標語が掲示されていることがある。「世界人類の平和」という看板を見たこともある。以前のぼくにとっては、大言壮語というか、なんだか絵空事のようで現実味がなく、気持ちが悪いと言ってしまったら失礼なのだけれど、少々距離を置きたくなるような感覚を...
子供の頃から「歴史物語」は好きだった。というほどのことはない。そもそも、小中高と通じて歴史科目は苦手だった。オモシロイと思ったことがない。きっと、日本史も世界史も、ちゃんと先生の話を聞いたら面白いのかもしれない。そういえば、高校時代の世界史の先生は、楽しそうに古代ローマを語って...
令和4年ももう少し。改元してから、4年も経ったのか。昭和生まれの者としては、なんだか不思議な感覚がある。子供時代を過ごした昭和はとても長かったから、元号とはそういう長さがあるものだとばかり思っていた。明治だって45年あったから、たまたま大正が短いだけだという認識だった。小学生の...
どうやら食文化の発展と経済状況は関係がありそうだ。そんなことは当たり前と言ってしまえばそうなのかもしれない。ただ、どんな関係があるのか、についてはきっちりと説明された文献に出会ったことがない。あるのかもしれないし、無いのかもしれない。...
「分業」という単語は、多くの場合「効率」とセットで使われる。けれど、実はそれが目的の全てではないだろうと思う。実際、効率化ではなく美を追求するためにわざわざ分業しているというケースもある。...
店の庭や駐車場などには、風に運ばれてきた落ち葉や枝などが集まっている。風の強い遠州の冬。雪がふることは無いけれど、吹き付ける風が冷たいのがこのあたりの特徴だろう。遠州の空っ風と呼ばれている。...