今年の4月で「掛茶料理むとう」は創業50周年を迎える。ちょうど50年前の4月に、父が独立開業したのだ。その頃の店名は「季節料理むとう」。少しばかり屋号が変わっているし、規模も場所も変わっているけれど、半世紀も続いたことは素直にスゴイことだと思う。ぼくが生まれる前から両親が一生懸...
昨日のお昼ごはんに何を食べたか。もう既に覚えていないかもしれない。そうでなくても、少し考えてしまうかもしれない。ましてや、数日前の食事などは忘却の彼方だろう。今年に入ってから今日までの間に食べたものの中で、「これは今年の一番になるかもしれない」と感じる食べ物に、実は既に出会って...
昨今、巷を騒がせているのがバイトテロと呼ばれる動画だ。たまにはこうした時事問題にも言及してみようかと思う。...
家族って大切だよね。友達って大切だよね。大切だから守りたいという気持ちが湧くし、その為の行動に移るのだろう。こんなことを当たり前だと感じているのは、ぼくらが現代人だからだろうか。それとも、ホモ・サピエンスの性質なのだろうか。...
水ってとっても大切よね。日本にいると、当たり前のように飲むことが出来てしまうから、その恩恵については意識しないと気が付かないかもしれない。まるで空気のような存在になっている。だから、なにかの機会を捉えては、水や土について考えるように意識していこうと思う。土壌学の研究者である藤井...
最近はすっかりアマゾンのようなオンラインショップでの購入がとても多くなっている。そのほうが効率が良いからだ。調べ物をするのに必要な書籍は、膨大な書籍の中から探し出すところから始まる。そうなってくると、キーワード検索出来るということは強い。タイトルに含まれていたり、それっぽいこと...
十二単ってどうやって着るか知ってる?着物を十二枚重ね着するんじゃないの?という安直な想像は、実際に見てみると見当違いだということがよく分かる。そんなに簡単じゃないのだ。だいたい、布を十二枚も重ねるのって大変なのよ。着物じゃなくても良いから、手近な布をテーブルの上で重ねてみればわ...
料理は修行なんかしなくても、おいしく作ることが出来るのならそれでいい。それだけで、一流の料理人である。というと、とても極端な話に聞こえるのだけれど、真実だと思うんだ。...
食の歴史をずっと眺めていると、ふと当たり前のことに目がいかなくなることがある。当たり前なのだけれど、当たり前すぎて気が回らないといったところだろうか。...
新型コロナウィルスによるパンデミック発生以降、世界中の経済は大きく揺らいだ。その中の一つに外食産業がある。もはや周知の事実となっているが、外食産業はコロナ蔓延の温床ということにされており、訪れることが憚れる印象が定着した。...