2026/10/8
茶色っていうのは、英語で言えばbrownのこと。土や食べ物がちょっと焦げた色だし、枯れ葉の色でもある。現代の日本人の感覚では、「お茶の色」ではないだろう。だって、お茶の色といえば「緑」だから。 でも、よく考えてみると、世界的には「お茶の色はブラウン」が一般的。烏龍茶も紅茶も普洱茶も、大抵のものは茶色である。そう考えると、「お茶=緑」だと思っている日本人の方が特殊ということになる。じゃあ、なぜ日本人は「お茶=緑」だと思っているのか。それは、日本のお茶はほとんどが緑色だからだろう。少なくとも現代ではそうだ。 ...
2026/9/30
飲食店はサービス業と呼ばれる。だけど、なぜサービス業なのだろう。あまりにも当たり前に語らていて気が付かなかったが、よく考えてみると、他のサービス業とはちょっと違う気がしてきた。 例えば、美容室は「髪を切る」という技術を提供しているし、病院も診療や治療という技術や知見を提供している。映画館は、映画を見るという時間と場所を提供していて、学習塾は学びという行為を促進することを提供している。どれもこれも、提供されるものは「無形」なのだ。 もちろん、飲食店でも「接客」や「場」の提供を行っているという意味ではサービス ...
2026/9/16
子どもたちが体育教室に通っている。体育館の中で跳び箱をやってみたり、でんぐり返しをしてみたり、時にはドッジボールや鬼ごっこに全力で興じている。たまに時間ができると見学に行くのだけれど、なぜか全く飽きない。 体を自由に動かす 走るのもジャンプするのも、身体感覚。当たり前だ。いくら頭で考えたところでできるようになるわけじゃない。スポーツの世界では「イメージが大切」と言われるけれど、そもそも「イメージ通りに体が動く」のでなければどうしようもない。 それに、普通の人は体を動かすときになにも考えていない。「あそこの ...
2026/9/1
ご飯を食べる時、飯茶碗にご飯粒を「残す派」と「残さない派」があるらしい。たまたまネット記事で見かけたのだけど、そんなのに「派」があるとは思いつきもしなかった。残さないのが当たり前。そう思い込んでいたからだ。 記事についていたコメントの中に、興味深いものがあった。そのコメントを書いた方は「残さない派」で、残す人をみると「あぁ」と思ってしまうという。では、なぜ自分は「あぁ」と感じてしまうのだろう。考えても納得の行く理由が思い浮かばないそうだ。 残す派の主張 「◯◯派」というからには主張があるのだ。「残す派」の ...
2026/8/20
最近の若い子の考えることはよくわからん。なんて言葉を聞くのは珍しいことじゃない。ただ、発言者がちょっとずつ変わっているだけだ。ぼくらが若い頃は親世代の言葉として聞いていたし、今は同世代がこぼすのを聞いている。きっと、大昔から言われてきたセリフなんだろうな。 対象の「若い子」というのは、どのくらいだろう。このまえ聞いた話では、中学生から高校生くらいだったかな。場合によっては20代前半くらいということもあるだろうか。これも、ぼくらが言われていた頃と同じくらいなのだろう。 特別な世界 なんといっても、このくらい ...
2026/8/19
料理という言葉は、元々現代語の料理とは違った意味で使われていたらしい。改めて漢字を眺めてみると、料は「はかる」という意味だし、理は「おさめる」という意味だ。どうやら日本伝来以前の中国語でも、「物事の筋道を立てて、うまく処理する」という意味で使われていたようだ。だから、平安時代の日本でも、その場をうまく取り仕切るとか、処理する、治療するといった意味で使われている。 日本オリジナルの意味に変化 「料」という文字は「米」と「斗(ます)」の組み合わせ。分量を計るというのが元の意味らしいから、食事を作るという行為に ...
2026/8/12
ポッドキャストの配信を始めてから5年。長いと言えば長いけれど、直近2年ほどは定期配信が出来ていないので、年数の割にはエピソード数は多くないかもしれない。とはいえ、このペースだと広がりが少ない。まだまだ取り上げたい内容はたくさんあるのだ。せめて、週一配信はしたいところ。 エピソードの内容については本編を聞いていただくとして、今日は「ポッドキャストそのもの」について思うところを書いてみようと思う。テーマは「BGM」だ。 ポッドキャストにBGMは必要? 正直、どっちでも良いと思う。あんまりBGMの音量が大きいと ...
2026/7/31
現代の日本の飲食店で提供される「おしぼり」は日本独自に発展したサービスだとされている。確かに、日本以外の地域ではなかなかお目にかかることはないようだ。では、他の国では食事前に手を洗わないのかと言うとそんなことはない。ただ、「接客文化として定着した」という意味ではとてもめずらしいかもしれない。 考えてみると、なかなか面白い。飲食店だからといって、必ずしも「おしぼり」が提供されるとは限らない。例えば、立ち食いそばやラーメン店などでは「おしぼり」のサービスが無い店も少なくない。場合によっては、申し訳程度に「紙お ...
2026/7/29
2026年7月26日は、ポッドキャスト「たべものラジオ」のオフ会があった。自分の番組でありながら、どこかぼくも参加者のような感覚があって、それがなんとも心地よく感じられた。 年に一度程度の頻度でオフ会を開催していると、もう何度も参加している方もいる。常連の方は、もう既に友達感覚で「ひさしぶり〜」となる。参加者同士がそんな感じだ。同窓会みたいで楽しい。こういう雰囲気になると、新規は入りづらくなりそうなものだけれど、それもない。はじめましての方も、30分とかからないうちにスッカリ仲間の一人。 ぼくらがそういう ...
とりあえず食べていける」という強さ。—ぼくらは、何を土台に生きているのだろう。
2026/7/22
「大して儲かるわけじゃないけど、国がどうなってもとりあえず生きてはいける、と思ってるよ」以前、知人の農家さんからこぼれた言葉。 普段は、何かしらの農作物を作って、それを売ってお金に変えて農業を営んでいる。お金を使って人を雇ったり、電気代を払ったり、生活物資を購入したりして生活しているわけだ。もし、気候の影響で農作物が減ってしまえば収入は減るし、農作物の価格が安くなれば収入が減る。 その状況になった時、一番困るのは農家ではないかもしれない。農家の収入が少なくなると、耕作機械を動かす燃料や肥料を買えなくなって ...