大抵の商売というのは、「誰かの代わりにやる」がベースになっていると考えて良いのだろうか。言葉通りに捉えると、「面倒なことを代行する」という意味に聞こえるけれど、「出来ないことをやる」も含まれる。で、「出来ないこと」というのは、時間や労力を割くことが出来ない場合もあれば、能力が適...
地球温暖化が社会課題として言われるようになってから、すでに数十年。体感的にも、どうやらそのようだぞ、と感じることがあるのはぼくだけではないだろう。小学生の頃は、夏の間で一番暑い日で30度を超える程度だったような気がする。暑かったけど、現在ほどじゃないんじゃないかと思う。データを...
大河ドラマ「どうする家康」も、そろそろ佳境を迎える頃だろうか。どこが佳境なのかと言われるとよくわからないくらいに、家康の人生は波乱万丈の連続だ。それはさておき、わが町掛川市は2度も登場するということで、観光的にはぼちぼち盛り上がっている。...
普段の生活の中で、あまりテレビというものを見ない。出勤してから家に戻るまでの間は仕事をしているわけだし、家に戻ったら寝る支度をして寝る。こうして文字にすると健全とは言えないだろうな、というきがしてきた。まぁ、そんな環境だからこそ、朝の時間や休日に家族と過ごす時間が貴重で、大切に...
最近、店の炊飯器が古くなったので買い替えた。炊飯器なんかは、美味しくご飯が長ければそれで良いわけだ。そのために、メーカーも色々と工夫をされていて、いろんなメニューが付いている。それらのメニューを覚えなくちゃいけないかというと、日本語でわかりやすく表示されているわけだから、そうで...
このところ、YouTubeで落語をよく聞いている。元々好きなのだけど、たべものラジオの原稿を書くに当たって、いろいろと勉強させてもらっているんだ。次のシリーズは、落語が描く世界から時代背景を紐解いていくという構成にするつもり。...
何度となくこのエッセイに登場するのが祖母である。それだけ僕の人生において祖母が伝えてくれたことが影響を与えている。 子供の頃、祖母に「なんで勉強をするの?」と聞いたことがある。祖母はこう言った。「勉強しなければバカになっちゃうじゃないか」...
昨日の続きです。前編を読んでないと話が繋がらないと思うので、よかったら昨日のエッセイも読んでから進んでみてください。...
このところ、たべものラジオとは何なのかについて考えている。いや、番組のことだけじゃなくて、もっと大きな範囲のこと。たべものラジオ的な食文化の捉え方と言うと、なんだか不遜な感じがする。食文化人類学というのが正確なのだろうか。アカデミアの人間ではないので、よくわからない。...
昨日の続きの話になるのだけれど、つくづく日本のなかの日本らしさっていうのは、レイヤードなんだろうなと思う。歌枕を巡る旅というのもそうだし、芭蕉に始まる俳諧もそうだ。どこかに起点はあるのだろうけれど、大抵のモノゴトは、その前に何かが存在している。それらを踏まえて、なぞるのだ。なぞ...