たべものラジオは、食のルーツを辿る旅のような番組だと思っている。その特性として、歴史という意味ではとても長い時間軸でひとつの事象を眺めることになる。ひとつの時代を切り出すのではなくて、紀元前から現代までの長い時間を、ひとつの視点からずっと追っていく。そういう見方だ。だから、ひと...
話し合いという場で、どうしても会話が噛み合わないことがある。それは、それぞれの人が大切にしているポイントが違ったり、思想が違ったり、解釈が違ったりするからで、ある意味仕方のないことだ。むしろ、そうした人たちとの対話は望ましいとすら思う。ただ、上記のこと以外で会話が進まないことが...
世の中には二種類の人間がいる。それは、片付けができる人と、出来ない人だ。と、誰が言ったかしらないし、言った人がいたのかも知らない。でもまぁ、そうだろうとは思う。...
産業革命が起きたのは18世紀後半から19世紀にかけて。舞台はイギリスだった。というのは、世界史の教科書でも語られることである。たしかに事実だけれど、どうもそれ以前から資本主義社会の原型のようなものは生まれていたように思える。...
昨日の続きです。読んでいない方は、ぜひ昨日のエッセイも読んでください。というか、文章を途中で切断したので、読まないと話がつながらないかもしれない。...
「言葉は心を超えない。とても伝えたがるけど、心に勝てない」 CHAGE and ASKAの有名な曲のフレーズ。曲そのものは、恋愛を歌ったものではあるのだけれど、どうにもこのフレーズが心に焼き付いたまま数十年を過ごしている。...
売り場の展示については、一家言持っている。と言っても、今はほとんど使うことのない知見であるのだけれど。以前の仕事では十分に活躍した知識だし、実績を上げることが出来た。なにしろ、10年以上小売店で販売の仕事をしていて、週に一度は売り場の構成を変えながら集客や売上の変化を観察し続け...
サラリーマン時代のことを少し考えてみようと思う。特に意味はない。ちょっとばかり時間が過ぎたので、そろそろ客観的に見ることが出来るのじゃないかと思ったくらいのことだ。そもそも、あんまり自分の歴史を振り返ることもないのだ。実際に語ることもあるけれど、それはただの思い出話だし、なにか...
日常の仕事場で働いている人たちの顔ぶれは、両親と兄弟。お客様や仕入れ業者と会わない限り、ぼくらは常に家族という小さなコミュニティの中で生きている。家族経営の良し悪しは、色々と語られているけれど、おそらくビジネスの初期段階では家族というのが最初の組織なんだろうな。と、勝手に想像し...
やっと、少しずつ旅行が出来るようになってきた感じがしている。日本では、という注釈がつくのかもしれない。既に他の国々では、日常が戻っていて旅行というものを楽しみ始めているらしい。国の方針が打ち出されても、まだマスクをしている人が多い日本では、旅行客が増えるまでには時間がかかるのだ...