Tag考察

「どうする家康」の面白さがちょっと増す視点の提案。 2023年6月19日

大河ドラマ「どうする家康」も、そろそろ佳境を迎える頃だろうか。どこが佳境なのかと言われるとよくわからないくらいに、家康の人生は波乱万丈の連続だ。それはさておき、わが町掛川市は2度も登場するということで、観光的にはぼちぼち盛り上がっている。...

普段、取扱説明書って読む?社会の取説、人文学。 2023年6月16日

最近、店の炊飯器が古くなったので買い替えた。炊飯器なんかは、美味しくご飯が長ければそれで良いわけだ。そのために、メーカーも色々と工夫をされていて、いろんなメニューが付いている。それらのメニューを覚えなくちゃいけないかというと、日本語でわかりやすく表示されているわけだから、そうで...

地球人口増加と食糧問題を、歴史事例から思うこと。 2023年6月13日

人類と食べ物の歴史を考えるとき、採集と栽培の2つに大別される。採集とは、狩猟も含めて「自然に存在しているものを分けてもらう」ことであり、栽培とは「自然をコントロールして人間の都合の良い用に作る」ことである。といのは、ぼくが勝手に分類しただけだ。...

歴史学習で「年」を暗記するこ理由。 2023年6月6日

中学高校時代、いわゆる社会科目が苦手だった。特に歴史。もっと言えば世界史。さらに細かく言うと、個人名や年を覚えさせられるのがなんとも苦手だった。カタカナの名前なんかは、もうちっとも頭に入ってこなかったたし、中国史だと読み方は一緒なのに違う漢字表記だとか、全く同じ名前なのに別人と...

たべものラジオにどんな価値があるのだろうか。という大仰なことを大真面目に考えてみる。

このところ、たべものラジオとは何なのかについて考えている。いや、番組のことだけじゃなくて、もっと大きな範囲のこと。たべものラジオ的な食文化の捉え方と言うと、なんだか不遜な感じがする。食文化人類学というのが正確なのだろうか。アカデミアの人間ではないので、よくわからない。...

エンバクについて、ちょっと調べたり考えたりしてみた。 2023年5月29日

エンバクというのは不思議な植物だ。人類が農耕を始めた頃は、まだただの雑草だったらしい。まぁ、人間が利用している食用植物は、ほとんど雑草だったのだけれど。エンバクが面白いのは、大麦や小麦の栽培が始まった後の時代でも、ずっと雑草。つまり、麦畑では邪魔者だったわけだ。...

食産業の未来を考える。たべものラジオ的思考。2023年5月27日

もしかしたら以前どこかで話したかもしれないのだけれど、現代の食産業は、産業革命期のアーツアンドクラフツ運動の時期に似ているののじゃないかと思っている。簡単に言うと、産業が近代化した時にあらゆる物が工場で機械的に生産されるようになった。安価でデザインを置いてきぼりにした家具などが...

「ホウレンソウ」で時間をかけるのは相談。 2023年5月26日

「報告、連絡、相談」。通称「ホウレンソウ」は、社会人になると一番最初に言われることだろう。もっと前の学生時代から言われているかも知れない。たしか、ぼくが企業に就職したときもしつこく言われた記憶がある。で、少し思い出したのだけれど、けっこう無駄も多かったという気もしている。...

「食事」という人類の営みの歴史から見る「作法」と「矜持」 2023年5月25日

時々目にすることがあるのだけれど、飲食店によって独自のルールを決めているという記事や書き込みがある。同じく飲食店を経営している身であるから、気持ちは分からなくもない。けれども、独自ルールが特徴的であるということが記事になるような場合、少々やり過ぎではないかと思うケースが多いよう...