話の面白い人というのは、世の中に一定数いる。お笑い芸人のように笑いを取れるタイプもいれば、話の内容や展開が面白くて引き込まれる人もいる。下手なら下手なりに、何度も繰り返して練習していくことである程度は話を楽しんでもらえるようになるかもしれない。たべものラジオが、内容だけじゃなく...
日本人は何でも「道」にしてしまう。山林を切り開き、田畑を潰して道を通す。遠方にいくときに不便だからといって、幹線道路を作る。その結果、豊かになった地域もあれば、中間の街が衰退したという事例も数しれない。道路という意味での「道」もあれば、求道の世界を表す「道」もある。...
16世紀末に行われた太閤検地によると、伊豆6.9万石、駿河15万石、遠江25.5万石、三河29万石、尾張57.1万石となっている。現在の静岡県のエリアの石高は47...
日本は水資源大国だと言われている。陸地がさほど大きくないにも関わらず、利用できる真水の量が多い。日常的にも雨がふるし、台風もあれば梅雨もある。中央山脈には雪が積もっていて、山が保水力を持っている。供給量も多いうえに、一定の保水力とろ過システムを天然で備えているからだという。...
幸せな気分というのは、幸せな状態がずっと続いていると分からない。むしろ、増加した時に最も感じやすい。不幸な時間を作れとは言わないけれど、可もなく不可もなしという状態を用意しておいた方が良いのかもしれない。そこを基準点として、一時的に幸福度が増加するときを楽しむ。そんな生き方があ...
観光政策とはなんだろう。ということをしばしば考える。あいも変わらず、そもそも論になってしまうのだけれど、それがわからないとトンチンカンなことをやってしまいそうな気がするのだ。あるいは、すでにそうであるかもしれない。このエッセイの中でも何度となく観光について言及しているのだけれど...
今、世界中で「代替肉」の開発が進んでいる。まだあまり浸透しているような実感はないのだけれど、それは日本に住んでいるからだろうか。海外では注目を浴びているというようなニュースを見ることがあるけれど、実情がどうなっているのかわからない。ただ、10年前と比べれば確実に注目度も認知度も...
大抵の商売というのは、「誰かの代わりにやる」がベースになっていると考えて良いのだろうか。言葉通りに捉えると、「面倒なことを代行する」という意味に聞こえるけれど、「出来ないことをやる」も含まれる。で、「出来ないこと」というのは、時間や労力を割くことが出来ない場合もあれば、能力が適...
世の中の大体の人はこう感じているよね。ということをとても気にするのが、マーケティングの基本。この表現は、もちろん語弊がある。ただ、どんなにセグメントを切り分けたとしても、大衆心理を読み取って商品開発や販売戦略に活かそうという発想自体は、「みんなが思っていることを想像する」ことに...
地球温暖化が社会課題として言われるようになってから、すでに数十年。体感的にも、どうやらそのようだぞ、と感じることがあるのはぼくだけではないだろう。小学生の頃は、夏の間で一番暑い日で30度を超える程度だったような気がする。暑かったけど、現在ほどじゃないんじゃないかと思う。データを...