少し前に、日本料理の様式はコミュニケーションを主軸に据えた形式として発展してきたということを書いたよね。あれから少し考えて、ちょっと思いついたことがあるんだ。...
食文化の背景を探る過程で、ちょこちょこと経済の仕組みを勉強している。スシのシリーズでは、江戸時代を中心とした貨幣経済の乱高下を紐解いてみた。なんでそこに興味を持ったかというと、特にこれといった理由はないんだけどね。...
和を以て貴しと為す。聖徳太子が言ったとされている言葉だね。有名な言葉だ。このセリフの「和」について、ちょっと思いついたことがある。...
飲食店が社会に存在している理由のひとつに、「非日常の体験を提供する」というものがある。普段の生活では体験できないことだからこそ、お金を払ってでも体験する価値がある。もちろんこれだけじゃないけどね。日常生活の代行という意味も存在している。いわゆるアウトソーシング。自社の中でも出来...
ジビエというのはフランス語だったかな。正確な意味は知らないのだけれど、とりあえずは野生動物の肉料理みたいなイメージ。この単語が存在している事自体が、実はスゴイことなんだよね。だって、動物って基本は野生でしょ。人間も野生生物のまま、他の動物に飼育されているわけじゃないからね。...
今更だけれど、豆腐の歴史を振り返ってみた。わざわざ振り返ったと言うほどのことはない。どちらかというと、他のことを考えていたら連想したというくらいのものだ。...
美しいもの、清潔なものが正義。醜いもの不潔なものが悪。そんな社会が訪れようとしている。そんな話を聞いたのは何年前だっただろう。岡田斗司夫氏が、自身の著書やユーチューブでで語っていることだ。見聞きしたことがあるかな。ホワイト社会なんて表現をされているんだけどさ。...
余り知られていないけれど、日本料理はエンターテイメントとしての側面が強い。強いというか、エンターテイメントとして楽しむための料理を目指したのが古いのだ。なにせ、平安時代の末期ころから、エンターテイメント要素を取り入れ始めている。そして、その傾向は現代までずっと続いているんだよね...
子供の偏食についてどう思いますか。という質問を頂いたので回答してみようかな。どう思いますかって、いう質問にそのまま答えると、摂取する食料は多様性があったほうが良いと思うよって感じかな。...
最近ね。ホントの意味で自分で決めているものなんかあるのだろうか?という疑問がずっと頭の中にあるんだ。いや、違うんだよ。何かに操られているとか、運命だとか、そういう話じゃなくてさ。何の影響も受けずに、自分の意志だけで決定していることなんか無いんじゃないかって。...