明けましておめでとうございます。と言っているうちに、あっという間に4日が過ぎてしまった。正月といえば、もう少し特別感というか、華やいだフェスティバルのような感覚があったように思うのだが、どうなのだろうか。今年も年末年始は仕事である。特別なことといえば、カレンダーが変わったことく...
明けましておめでとうございます。たべものラジオを配信し始めてから2度めの正月を迎えました。昨年は食べ物ラジオを通して様々な出会いがあったし、活動も少しばかり広がった。話が面白いわけでもないし、ぼくの勝手な自由研究を話しているだけの番組に共感してくださっている方々には、少々の驚き...
「お茶が有料なんですか?普通のお茶はありますよね?」 久しぶりに言われたなあ。最近はそういうお客様も少なくなってきたんだけどね。そういえば、ネット上の口コミでも「有料だけど、美味しいお茶が飲めます。」というものも一つではないな。...
新たな食文化が一過性の流行でシュリンクしていくか、それとも文化として定着していくか。いろいろと理由はあるのだろうけれど、結局のところ「うまい」にかなうものはないのではないだろうか。...
日本料理の変遷について勉強していたら、思わぬところにたどり着いてしまった。もう少し「フォーマット」の部分にフォーカスするのかと思ったら、思想とか精神性とか美意識といったものがその軸にあることがわかったんだ。どうやら、日本料理の世界観においては、そちらのほうが重要らしい。...
江戸時代の食文化の展開を眺めていると、書籍という情報媒体がどんなに大きな影響を及ぼしたのかがよく分かる。それまでは、直接誰かから教わるか自ら工夫するより仕方がなかったわけだ。会ったこともない誰かが考えて作ったことのある料理を知ることが出来る。どこの人なのか、どの時代の人なのかす...
ワールドカップと店の仕事に意識がむいてしまっていて、面白いくらいに調べ物が進まない。人間のパフォーマンスというか、知力体力のインジケーターはどこかに集中すると、他に回す余力がなくなるものなのかな。寝不足の頭ではあるのだけれど、今朝はスッキリと冴えている。日本がスペインに勝ったか...
昨日の続きです。 芸術という言葉は、明治時代になってアートの和訳として作られた言葉だという話をした。そして、芸術は目的を持たない美の表現という定義があったということだった。さて、同時期に登場した「工芸」ってのは一体何だというのが今日の話。...
「日本料理」という言葉が誕生したのは明治時代のことだ。開国した日本に、西洋の食文化が流入してきたことが直接の原因である。それまでにも海外の食文化や食品は渡来していたのだけれど、その風習やスタイルまでをまるごと輸入したのは数えるほどしか無いんだよね。奈良時代から平安時代にかけて朝...
伝統とは一体なんだろう。日本料理の変遷を勉強していて、なにがなにやらよくわからなくなってくる。そもそも、日本らしさってなんだろうなあ。...