Tag豊かさ

ノーミス前提の社会って厳しすぎないかな。 2023年7月15日

まだ、勉強が中心であるはずの年齢の頃。時々行われる学力テストで90点以上だったら、まず親に文句を言われることはなかった。当たり前のように高得点を取っていたのは小学生の頃までで、そこから先はあまり見ることはなかったけど。それでも、たまには良い点を取ることがあって、大抵の場合は褒め...

歌枕と魔改造。膨大な量の果てにたどり着いた日本の独自性という質。 2023年7月4日

日本は魔改造文化だと言われている。日本発祥のものは少ないけれど、海外から取り入れたものを魔改造し続ける。その結果、原型がわからないほどに魔改造が施され、それは日本独自のものに昇華される。そして、日本発祥の文化と認識されるのだ。...

なんで勉強しなくちゃいけないの?という子供に、祖母が「バカになっちゃうじゃないか」と答えた意味。 2023年6月12日

何度となくこのエッセイに登場するのが祖母である。それだけ僕の人生において祖母が伝えてくれたことが影響を与えている。 子供の頃、祖母に「なんで勉強をするの?」と聞いたことがある。祖母はこう言った。「勉強しなければバカになっちゃうじゃないか」...

まつろわぬ民が幸せに生きていく社会とはどんなものなのだろうか。 2023年6月8日

まつろわぬ民という言葉がある。帰順しない民族とか、隷属を拒む民族とかいった意味で使われる。日本でも中世くらいまでは当たり前だった。有名なところでは京都や堺の人たちは、権力に対してまつろうことを拒んでいたから、自治領として独立的だった。何かに所属していなければ生活の不安があるとい...

「食事」という人類の営みの歴史から見る「作法」と「矜持」 2023年5月25日

時々目にすることがあるのだけれど、飲食店によって独自のルールを決めているという記事や書き込みがある。同じく飲食店を経営している身であるから、気持ちは分からなくもない。けれども、独自ルールが特徴的であるということが記事になるような場合、少々やり過ぎではないかと思うケースが多いよう...

観光プロモーションについて、ざくっと考察してみた。 2023年5月20日

今年に入って、久しぶりに外国からのお客様が増加している。掛川のような田舎町では、まだそれほどの実感は沸かないかもしれないが、それでも時折外国人を見かけるようになった。観光庁のデータを見る限りは、1-3月だけでも既に400万人以上の来日だそうだ。...

30年前の今頃、学校を休んで家族旅行に出掛けることにして炎上した話。 2023年5月11日

「みんなと同じ様に休んでおいて、更に休もうっていうの?」 小学5年生の頃だから、かれこれ30年以上も前の話。ゴールデンウィークが終わってから、来週3日間学校を休む旨を担任の先生に伝えた。クラス中に響き渡る大声で彼女に言われたのが冒頭のセリフだ。...

自転車に乗ってどこかへ行くって、楽しい。 2023年4月24日

子供の頃の楽しみの一つは、自転車にのることだった。自転車に乗ってどこかに行くことが楽しいのではなくて、自転車にのることそのものが楽しい。いや、どこかに行くことも楽しかったし、乗ることも楽しかったし、走行中の雰囲気も好きだった、というのが正確かもしれない。...