今年は、新型コロナウイルスによるパンデミックも収まってきて、直接会うことが出来るようになったよね。先日の合同オフ会「たべ農ざく」も、沢山の人が一箇所に集まることが出来た。西は山陽地方から東は東北まで。誰かと直接会うこと。どんな会話をしたかじゃなくて、会うということが嬉しいと感じ...
たべものラジオのシリーズ「スシ」や「日本料理の変遷」「蕎麦」で、こんな事を言った。「だいたい、前の時代のひとつ上の階層の文化を踏まえて変化する」。身分制度があった時代、社会には特権を持つ階層が存在していた。彼らの文化が、段階的に庶民へと伝わっていき、その度に変化を重ねていく。そ...
ありふれた日々の生活の中にも、たくさんの「不思議」と「驚き」が潜んでいる。子供はそんな「不思議」と「驚き」の中に生きている。教育がそれを押しつぶすまでは。 犬が宙に浮いたら、大人は驚き慌てふためく。けれども、赤子は受け入れる。それが奇妙な現象だということを知らないからだ。...
食品添加物を使っていません。天然の材料だけで作りました。無添加。とかなんとか、似たような文言は日本中のアチコチで見聞きする。これ、なんだか胡散臭いよなぁ、なんて思っているんだけど、ぼくだけだろうか。...
旅の楽しみのひとつには、旅程があると思うんだ。若い頃の貧乏旅行なんかは、行った先のことはあんまり覚えていなくて、道中でふざけあったこととか、失敗したこととかのほうが記憶に残っている。ドライブデートをしたこともあったけれど、どこに行こうかと言いながらおしゃべりをしているうちに日が...
発想のジャンプには、どうやらお作法というか手順のようなものがあるかもしれない。そうしなければいけないというようなものでもないし、それが正しい手順だというわけでもない。観察してみると、似たような傾向がありそうだな、と感じているだけのことではある。...
食べられないものがある。と一口に言っても、その理由は様々だ。アレルギー体質ということもあるし、宗教上の理由もあるし、ただ嫌いだということもある。嫌いというのにもいろいろあって、作る側としても困ってしまうこともしばしばだ。...
国立科学博物館特別展「和食」を見に行って、購入した公式ガイドブックを読み進めている。時間がないっていうのに、他にもやることあるっていうのに、まぁ面白いんだから仕方がない。...
生産効率をもっと向上させよう。というのは、多くの企業が取り組む内容だ。これを下げようと努力する企業はないだろう。なるべく少ないリソースで多くの商品を生み出すのは、産業の宿痾みたいなもの。経営の神様とも呼ばれた稲盛和夫氏は、よく「この空気から作られないかな」と言っていたという。...
ちかごろ、すっかり気候が暖かくなったせいで、どうやら秋のジャガイモの生育が悪いらしい。というのは、たぶん近隣の話。全国的にどうなのかは知らないけれど、そうらしい。発芽から生育までの気温が高すぎるって言っていた。原産地がアンデス山脈だもの、暑いのが苦手なんだろうなと勝手に思ってい...