相手の立場に立って考えよう。こんなセリフを、初めて聞いたのはいつ頃だっただろうか。もう遠い記憶の中で、小学校の先生に言われたことがあるような気がするのだけれど、それも現実だったのかわからないほどぼんやりしている。...
なんとなく今日は空が暗いなあ。職場と自宅の距離はほんとうに僅かなのだけれど、消灯した夜の屋外の暗さに気がつくことが有る。天気が悪いときは、案外明るく感じる。街の灯りが反射しているからだろう。田舎とは言え、少しくらいは街に明かりがあるのだ。都会ならば、もっと明るいのだろう。...
ずいぶん若い頃、よく詩を書いていた。正確には歌詞。10代から20代の間はバンドをやっていて、オリジナル曲を演奏していた。特にちゃんと学んだわけではないけれど、好奇心とやってみたいという欲求だけで作詞作曲に挑んでいた頃があるのだ。...
人は必ず服を着る。ファッションに興味がある人も、そうでない人も。人類のほとんどが服を着るようになったのはいつ頃なのかと考えると、はるか彼方の歴史の地平線の向こう側を覗こうとする気分になる。...
最近のテーマというか、きっと大切なことなんだろうなと感じていること。それは、「無ければ無いなりに、有るもので楽しむ」ということだ。...
たべものラジオで取り扱っている内容は、正直なところあまり役に立たないんじゃないかと思っている。役に立たないというのは誤解を招く表現かもしれないけれど、これを知ったからと言って仕事ができるようなるわけでもないし、商談がうまくいくこともない。急にものづくりの腕が上がるというものでも...
最近、妙な癖がついてきて、読書をしていると手元にノートが欲しくなる。なんだか良いことを知った時、情報量が多い時、書き出したい衝動に駆られる。これは一体なんだろう。...
日本人は会話中に目を合わせないと言われる。全てではないだろうけれど、その傾向が強いのだとか。そりゃそうだろう。日本人にとって、じっと目を見つめ合うという行為は、特別なことなんだから。...
「Do you have a pen?」というフレーズを、たしか中学生の最初の頃に授業で聞いた気がする。「Yes, I do.」なんていう返事を教わりながら、このフレーズは一体いつ使うんだろうかと思ったりもしたものだ。...
今年も掛川祭が終わった。数年ぶりに、元通りの祭りが開催されて、地域の人達の顔にも笑顔が見える。年に一度のことではあるけれど、こうした恒例行事は時の移ろいを感じさせる。田舎では、ようやくマスクを外したひとが増えてきたところだけれど、祭りは日常が戻ってきたことを体感させてくれるだろ...