武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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方言は言葉のデザインだ。って、誰か偉い人が言ってたな。 2025年6月4日

2025/6/4    ,

日本語って面白い。国語の教科書で教えられることは、日本中同じ基準なのだろうけど、イントネーションやアクセント、省略の仕方、音のつまり方なんかは、各地でバラバラ。100年くらいかけて標準語に統一させよう ...

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何を守り、何をあきらめるか。それを判断するにはスピードが早すぎる。 2025年6月3日

2025/6/3    , ,

掛川に戻って10年。ずいぶんと世間の様相が変わった。それ以前も動きが早いとは思っていたけれど、やっぱりこの10年ほどは、ずいぶんと社会が変わったような感覚がある。 もともと、通信業界にいたこともあって ...

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日米のスシの違いから、それぞれの国の文化の特徴を考えてみる。 2025年6月2日

2025/6/2    , ,

海外で人気のスシは、現代日本人から見るとちょっと珍妙に思える場合がある。最近では、一部の都市で本格的な握り寿司を提供する店もチラホラ見られるけれど、多くはロール、つまり巻き寿司だ。それも、鉄火巻やかっ ...

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お米に執着する人々の文化。 2025年5月30日

2025/5/30    

米が高い。というのは、この一年ほどの世間の話題だ。高いだけでも困ってしまうのだけれど、中には米そのものが手に入らないという状況もあるらしい。田舎にいると、それなりにある程度は入手する方法を見つけること ...

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面倒くさい読書の仕方。のちょっと良いところ。 2025年5月29日

2025/5/29    ,

本を読み始めるときは、ちょっと面倒くさいなとか、よっしゃ読むか、みたいな感じで、腰が重いこともある。肉体労働の後だからなのか、それとも他のことで精神力の残高が少なくなっているのか。そんなことはわからな ...

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言葉の作法と所作の作法、両方とも学ぶ機会があったほうが良いのに。 2025年5月28日

2025/5/28    , , ,

インターネットが発達して嬉しいのは動画を自由に見られるようになったこと。特別に映画ファンというわけでもないのだが、自分のタイミングで映画という世界に飛び込んでいけるという自由はありがたい。物語も好きな ...

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伝わらない情報発信をアップデートしたい行政。 2025年5月27日

2025/5/27    

なぜか市役所のホームページはやたらとPDFが多い。掛川市だけかと思ったら、他でも同じ現象が起きているらしい。なんだろうな。正直言って、見づらいし面倒だし、ダウンロードしたファイルがスマホに溜まっていく ...

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レシピという情報が持つ、2つの役割。 2025年5月26日

2025/5/26    ,

レシピというのは、言い換えると「食べる工夫」の情報だ。食べたい料理を作るための設計図という側面もあるけれど、それは一側面でしかない。現代では設計図としての扱いが中心に取り上げられることが多いけれど、食 ...

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味見とディープラーニング 2025年5月23日

2025/5/23    , ,

とにかく味見をする。当たり前といえば当たり前なんだけど、調理を仕事にしている人が味見をする回数はとても多い。料理を作るときに、味を決めるためにチェックするのはもちろんのことだけど、それ以外にも味見をす ...

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サスティナブルな産業ってどうすればいいの?② 2025年5月22日

先日お亡くなりになった、元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏。国連での彼の演説は、ほとんどの主要国は聞いていなかったけれど、世界中の人々の心を打った。ぼくが心に残ったフレーズは「消費が止まれば経済が麻痺 ...