相手の立場に立って考えよう。こんなセリフを、初めて聞いたのはいつ頃だっただろうか。もう遠い記憶の中で、小学校の先生に言われたことがあるような気がするのだけれど、それも現実だったのかわからないほどぼんやりしている。...
現在、国立科学博物館で開催されている特別展「和食」について、少しばかり思いを馳せていた。昨年11月には、贅沢にも休館日に入場させていただき、番組の収録をすることが出来たのだ。もう少しでその時の様子が配信されるので、よかったら聞いてみてください。...
明けましておめでとうございます。年が変わったからといって、人間が変わるわけでもなく、今まで通りの生活が続くだけ。というと、なんとも冷めた感じがするのだけれど、あまり代わり映えのない日々を過ごして、あっという間に数日が過ぎてしまった。...
2歳にもなると、カタコトの日本語を駆使しながら家族とのコミュニケーションが出来るようになってくる。まだま覚束ないことも多くて、日頃から接している家族しか理解できないようなシーンもあるのだけれど、子供の成長を感じられることは喜ばしいことだ。...
思春期なんだから、そんなものだよね。とか、若い頃はそんなものだとか。なんだかよくわからないレッテルが存在している。5歳児なんて、もう「中間反抗期」だとか言われて、多くの親たちが恐れる期間でもあるという。...
ありふれた日々の生活の中にも、たくさんの「不思議」と「驚き」が潜んでいる。子供はそんな「不思議」と「驚き」の中に生きている。教育がそれを押しつぶすまでは。 犬が宙に浮いたら、大人は驚き慌てふためく。けれども、赤子は受け入れる。それが奇妙な現象だということを知らないからだ。...
「おにぎり」は立派な料理である。お米の種類や炊き方にもいろんな工夫があるし、どんな具材をどのくらい使うのか。中に入れるのか、混ぜるのかという選択もある。海苔はどんなものが良いのだろう。などと考えていくと、バリエーションはとても多い。そんな工夫を凝らしていくなかに、握り方がある。...
世界は広い。時代を現代に限ってみても、知らないことはとても多いよね。ニュースで知ることが出来るのは、ニュースになりそうなことだけ。どこでどんな人がどんな生活をしているのか。何を食べて、何を見て何を考えているのか。そのすべてを知ることなんて到底出来そうもない。...
発想のジャンプには、どうやらお作法というか手順のようなものがあるかもしれない。そうしなければいけないというようなものでもないし、それが正しい手順だというわけでもない。観察してみると、似たような傾向がありそうだな、と感じているだけのことではある。...
会話って、話者だけじゃ成り立たない。仮に一方的に話をしていたとしても、聞く人がちゃんと受け取ってくれないと、それはただの独り言になってしまう。ときには、誤解が生じてマイナスになることもある。...