武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

AI産業革命は、ぼくらの生活をどう変えていくのか。 2024年10月4日②

昨日の続きです。未読の方は前回からお読みください。じゃないと、たぶん話が繋がらないから。 自由でいいじゃんと思う人もいるだろうけれど、自由というのは、とても負荷がかかるものなのだ。何食べたい?と聞かれ ...

AI産業革命は、ぼくらの生活をどう変えていくのか。 2024年10月3日①

現代はちょうど産業革命の真っ只中だというのだけれど、あまり実感がない。いや、頭ではわかっているつもりだけれど、歴史の教科書で学んだ18世紀後半から19世紀の様な「大変革」が起きている「感覚」が薄い。僕 ...

私達の感じる「食事の価値」ってなんだろう② 2024年10月2日

2024/10/2    , ,

食事中の環境がおいしさに影響を与えるのだが、それだけではない。食事の前にどんな体験をしたかによっても感覚は変化する。夏の暑い中史跡を観光してきた人、直前までクーラーの効いた映画館で映画を見ていた人、移 ...

私達の感じる「食事の価値」ってなんだろう① 2024年10月1日

2024/10/1    , ,

美味しいものを食べると、なんだか幸せな気持ちになる。旅行の満足度は、旅先の食体験の豊かさと比例する。家族や集団の連帯は一緒に食事をする回数に比例する。健康は食によって支えられている。 食や食体験で感じ ...

「定食」「コース料理」「単品料理」。食事スタイルによる世界観の違い。 2024年9月30日

和食と一言で表現しても、その中身は多種多様だ。一品で完結するものも有れば、複数の料理が揃っていることで確立する概念もある。それぞれの料理、いやスタイルと言い換えても良いかもしれないけど、それらを定義す ...

影響を受けた「様々な国」は、時代によって全く違う文化を持つ国。 2024年9月29日

2024/9/29    , ,

様々な国から様々な文化を取り入れている。といっても、日本に限った話ではなく、文化に限ったことでもない。平たく言えば、色んなところがそれぞれに影響を与え合っている、という話でしか無い。そんなことは当たり ...

代替肉は「肉であること」に囚われすぎて、可能性を狭めている。 2024年9月28日

子どもたちの発想は実に豊かだ。ついさっきまで「女の子」だったレゴのパーツは、いつのまにか「建物の一部」になっていて、そのうち「レジスター」に変わっている。元々、「女の子」にも「窓」にも「レジスター」に ...

イカを食べない国のアニメから見る食のタブー。そしてその未来は? 2024年9月27日

2024/9/27    , ,

最近人気の子供番組を見ていて、ちょっと気になる描写があった。海外のアニメーションなのだけれど、その世界では「イカ」がとても気持ち悪い食材として描かれているのだ。多くの登場人物にとって「イカ」は「気持ち ...

「食料と経済」の思考実験 2024年9月26日

2024/9/26    ,

ずっと前から気になっていることがあるんだ。というか、ちょっと気に食わないんだよ。米とか麦とかトウモロコシとか、現代の人類の命を支えている食品を投機の対象にしていることに、違和感があるのだ。 どうしよう ...

ブルシット・ジョブと補助金事業 2024年9月25日

2024/9/25    ,

補助金を利用した事業というのは、正直好きじゃないんだ。なんだか、とてもストレスフルだし、毒されるような感覚があるから。 細かく収支計画を立てるのは、経営者として当たり前のことだから構わない。ただ、事業 ...