武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

サバ缶が消える。 2025年6月27日

2025/6/27    ,

人気のサバ缶が販売終了になってしまった。詳しいことはわからないけれど、サバの不漁や原材料のコスト増が理由だそうだ。テレビのニュース番組では取り上げられないけれど、人気の高かった商品だけに注目が集まって ...

テクノロジーとの付き合い方。使い方のパーソナライゼーションと、いつでも戻れる柔軟性。 2025年6月26日

2025/6/26    ,

AIという言葉は、もうほとんど誰もが知っている程度の認知度を得たし、いつの間にか手軽に使えるようにもなっている。検索エンジンやSNSとも連動していて、使おうと思わなくても恩恵を受けている。とても便利に ...

移民国家アメリカの構造。新たな移民問題のヒントになり得るか。 2025年6月25日

2025/6/25    ,

最近、アメリカ社会とその構造や歴史について勉強している。たべものラジオのシリーズで「ハンバーガー」を題材にするので、どうしても不可避なのだ。食文化史を学ぶうえで、近代史になるとアメリカという国もまた避 ...

日本のインフラって凄い。 2025年6月24日

2025/6/24    ,

日本の流通インフラって凄いと感じる。現代の調理技法の全てとは言わないけれど、けっこう多くの部分がインフラのおかげと言っても良いのじゃないかと思った。 ちょっと前に、少しばかり質の落ちる魚を入手してしま ...

魚食文化と養殖。 2025年6月23日

2025/6/23    ,

和食には魚が欠かせない。もちろん、精進料理などに代表されるように植物性の料理もあるしのだが、こと現代的な和食に関して言えば、やはり魚がなければ物足りなさを感じる人も多いだろう。味噌汁の具材が豆腐やワカ ...

「共同事業としてスタートすると失敗する」は本当か?熱狂という合意形成。 2025年6月20日

2025/6/20    , ,

SNSで興味深い投稿を見かけた。インターネットの黎明期では「共同事業としてスタートしたところは、どこも失敗している」というのである。自分でも調べてみようかと、チラリと思ったものの、結構手間がかかりそう ...

地域の才能を発揮する。 2025年6月19日

2025/6/19    , ,

それぞれの町には、それぞれの都市計画がある。こっちは歴史文化ゾーン、あっちは農業ゾーン、そっちは工業だとか、そういった感じ。全国的な事例に通じているわけじゃないけれど、とりあえず掛川にはそうした基本計 ...

文化は常に人を媒介にする。担い手の持続可能性。 2025年6月18日

文化というのは、形があるようでいて実態がよくわからない。音や温度と同じように、伝えたり広がったりするには媒介となるものが必要だ。それは、人の考え方やその結果としての行動、そして人が作り出した物質だろう ...

写実よりも、真実を描く。 2025年6月17日

2025/6/17    ,

葛飾北斎の富嶽三十六景や、歌川広重の東海道五十三次は、みんな一度くらいは見たことがあるだろう。教科書にも載っているはずだし、あまり意識はしなくてもそこかしこのメディアで取り上げられる機会もある。現物の ...

利益構造はどうなっているんだろうなぁ。と疑問に思った業界の話。 2025年6月16日

2025/6/16    

なんでもかんでも自前でやるのは無理がある。そりゃそうだよね。飲食店だからといって、野菜や米を育てて、魚を獲って、醤油や味噌も作って、豆腐も作って、鰹節を作って、なんてことをやっていたら商売として成り立 ...