武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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3Dフードプリンターと食の未来を考える。 2024年10月24日

3Dフードプリンターという新しい技術が登場して、じわりじわりと商用化が始まっている。既存の3Dプリンターと違うのは、その素材が食用だという点。幾重にも積み重ねられていく様々な食材ペーストは、無限の創造 ...

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「事業成長をしない」という戦略 2024年10月23日

正直な話、いま会社の経営は苦しい。コロナ禍以降、余裕のある飲食店は少ないと思うけれど、ご多分に漏れず、である。ただパンデミックなどの不確定要素によって、商売がうまくいかなくなるということは古い時代から ...

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サーモンの姿造り?その献立から透けて見える思想 2024年10月22日

2024/10/22    ,

先日、「サーモンの姿造り」という料理に出会った。食に関するイベントでのことだ。周りの人たちは「姿造り」ということに感嘆の声を挙げていて、ぼくにも共感を求める視線を送ってきたのだけれど、口の端で笑みを作 ...

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ちょっと前の時代には当たり前だったこと。 2024年10月21日

2024/10/21    , ,

ときどき「量り売り専門」の食料品店の取材記事を目にする。ぼくが食品や食文化について検索しまくっているおかげで、検索サイトがオススメしてくれるのだ。エコーチェンバーを促してしまう原因にもなってくれている ...

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食品ロスから考える「土壌栄養の循環」 2024年10月18日

「食品ロス」とか「フードロス」とか言われていて、食べ物が無駄になっているのは良くないよね、という意識が醸成されていることは良いことだ。食べ物を無駄にすると「目が潰れる」とか「もったいないお化けがくる」 ...

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体を使って五感で感じる。 2024年10月17日

2024/10/17    , , ,

たべものラジオを「歴史」という視点で見た時、食を題材としているのは良いなぁ。と、手前味噌ながらに思っている。 歴史が好きな人、興味のある人にとっての旅は、史跡を訪れたときに感じる「タイムカプセル感」を ...

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「おいしさ」を感じること。人の好み。 2024年10月15日

2024/10/15    , ,

「おいしい」と感じる感性はどうなっているのだろう。五味を感じて脳がそれを判断するとか、舌で感じる味だけではなくて匂いや見た目も影響するとか、それはそうなのだ。ただ、同じものを同じ様に察知したとて、それ ...

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プレゼンに使える?伝え方の3つのパターン。 2024年10月11日

プレゼンテーションとか、スピーチにはいくつかの型がある。ぼくが使うのは主に3つで、上手く使いこなせているかというと、それはちょっと疑問なのだけれど、ケース・バイ・ケースで選んではいるつもりだ。 先日ゆ ...

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動きをイメージするのが先。 2024年10月10日

2024/10/10    ,

先日受け入れした中学生の職業体験を通じて感じたのだけれど、動きをイメージするってとても大切。とりあえずやってみようという精神はとても良いことなのだけれど、自分の体や包丁がどのように動いているか、という ...

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私達の感じる「食の価値」ってなんだろう④ 2024年10月9日

2024/10/9    , , ,

5段階欲求の最上位である「自己実現欲求」に「遊び」という要素がありそうだ。食を生産現場から眼の前に提供されるまでのストーリーを理解すること、歴史的文脈を想起すること、過去の食事の記憶に思いを馳せること ...