武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

民主化的イノベーション。とそれを担う知見。 2025年3月7日

ロックを語るなら、ローリング・ストーンズくらいは押さえておかなくちゃいけない。という話を聞いたことがある。この話は前にも書いた気がするけど。なんだか妙な話である。今、この瞬間にロックミュージックが好き ...

「均質化する地方の食文化」は本当?郷土料理とアイデンティティを考える。 2025年3月5日

食文化を勉強していると、異なる民族や文化の食べ物に言及している記述をみかける。 「唐にはこんなものがあるらしい。それはこうして食べるもので、このようにすると美味しい。」というのは和名類聚抄などの辞典の ...

料理の賞レース。2025年3月3日

2025/3/3    ,

ちょっとした疑問がある。日本には素晴らしい料理と物語をもった料理屋があるけど、「世界のベストレストラン50」や「アジアのベストレストラン50」には、ちっとも名前が挙がらない。 茶の湯の世界や、精進料理 ...

パラダイムシフトで起きる軋轢。回避するための自己変革。 2025年2月28日

2025/2/28    ,

なんとなく、時代が道のような線のような流れを辿っていくとして。長い時間軸で捉えると、アッチに行ったりコッチに行ったりしているように思える。例えるなら、歩いているときはまっすぐに感じる長い道だけれど、地 ...

音に溢れた生活の中でみつける小さな音。 2025年2月18日

2025/2/18    , ,

年に一度だけ、厨房から音が消えることがある。電気設備の点検のために一時的に停電すると、全ての冷蔵庫が止まる。普段は意識することもないけれど、静寂が訪れてはじめて日常が生活音に溢れていたことに気がつく。 ...

ガストロノミーツーリズムが抱える課題と提言。 2025年2月17日

近年、急にガストロノミーという言葉が使われ始めたような気がする。意識を向けるようになったから気がつくようになっただけなのか、それとも本当に最近になって言い出し始めたのか。よくわからないのだけど、主観的 ...

掛川ガストロノミーシンポジウムまであと10日。ここでわかった地方のリアル 2025年2月14日

2025/2/14    ,

「掛川ガストロノミーシンポジウム」まで残り10日を切った。 なんでまた、こんなに面倒なことをやり始めちゃったんだろうな。と独りごちるのだけれど、自分の意志で決めたことなんだからしょうがない。準備は大変 ...

DXとコスト削減。人でなければならないこと。 2025年2月12日

DXするのはいいけどさ。かえって煩雑になっている気がする。 オンラインで申請出来ますよとは言うのだけれど、そのためには別の機関が発行するIDと認証が必要で、その認証を得るためにはマイナンバーカードをP ...

食にアイデンティティを求めて揺れ続ける近代以降の日本人。2025年2月6日

やっぱ、名無しの権兵衛じゃ駄目だろう。世界に出た著名人が言ったとか。又聞きなのでくわしくはわからないけど、自分が何者なのかというアイデンティティは必要だというはなし。 黒船来航から、日本は日本になった ...

ぼくはなぜ「たべものラジオ」をやっているの? 2025年2月5日

2025/2/5    ,

ぼくはなぜポッドキャストをやっているのだろう。しっかりと言語化しようとするとよくわからない。 目立ちたいからなのか?それも無くはないけど、目立たなくてもいい。いや、もっと若い頃は目立ちたいという気持ち ...