武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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代替肉は「肉であること」に囚われすぎて、可能性を狭めている。 2024年9月28日

子どもたちの発想は実に豊かだ。ついさっきまで「女の子」だったレゴのパーツは、いつのまにか「建物の一部」になっていて、そのうち「レジスター」に変わっている。元々、「女の子」にも「窓」にも「レジスター」に ...

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イカを食べない国のアニメから見る食のタブー。そしてその未来は? 2024年9月27日

2024/9/27    , ,

最近人気の子供番組を見ていて、ちょっと気になる描写があった。海外のアニメーションなのだけれど、その世界では「イカ」がとても気持ち悪い食材として描かれているのだ。多くの登場人物にとって「イカ」は「気持ち ...

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「食料と経済」の思考実験 2024年9月26日

2024/9/26    ,

ずっと前から気になっていることがあるんだ。というか、ちょっと気に食わないんだよ。米とか麦とかトウモロコシとか、現代の人類の命を支えている食品を投機の対象にしていることに、違和感があるのだ。 どうしよう ...

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ブルシット・ジョブと補助金事業 2024年9月25日

2024/9/25    ,

補助金を利用した事業というのは、正直好きじゃないんだ。なんだか、とてもストレスフルだし、毒されるような感覚があるから。 細かく収支計画を立てるのは、経営者として当たり前のことだから構わない。ただ、事業 ...

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静岡茶とブルゴーニュワインの決定的なマーケティングの違いとは。 2024年9月22日

2024/9/22    

日本酒業界や茶産業の方々とお会いすると、ブルゴーニュワインの話になることがある。大した話ではないのだ。ブルゴーニュワインのような高付加価値商品でありたいという思いから、参考例として登場するだけのことだ ...

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食と経済のバランスを考えてみよう。特に主食とかの重要な食材の生産。 2024年9月21日

2024/9/21    ,

フードテック業界への投資額が少し減少したらしい。人によって見解は分かれるだろうけれど、決して悪いことではないという。 フードテックと一口に言っても色々有る。調理に関するもの、農業に関するもの、栄養や人 ...

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そろそろ新米。次はどんな米問題が起きるだろう。 2024年9月20日

そろそろ新米の季節がやってきた。なんとなくワクワクするのは、静岡なら新茶の時期と似たような感覚なのだけれど、伝わらないだろうなぁ。いままでなら素直に新米を楽しみにするだけで良かったのだけれど、どうやら ...

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変わることは面倒だ。というクセ。 2024年9月19日

2024/9/19    ,

恒常性バイアスという言葉を聞いたことがあるだろうか。平たく言えば、人間は変化を嫌うっていうはなし。慣性の法則みたいに、今まで通りが楽チンで、方向を変えるにはそれなりに大きな力が必要になるというわけだ。 ...

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「食と体格」について考えてみよう。 2024年9月18日

日本人の平均身長は、この半世紀ほどの間にずいぶんと高くなった。かつては180cmを超えればかなりの大男だと言われたし、190cmを超えると見上げるほどの巨人のようだった。もちろん今でも高身長であること ...

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異なる視点を獲得する方法。食の歴史の使い方。 2024年9月17日

うちの靴箱のサイズは中途半端。一段あたり3足収まってくれるとすっきりするのだけれど、ぎりぎり入らない。2足だとスペースが余るのだ。かつてはちょうど良い具合に収まっていたらしいから、この数十年の間に足の ...