武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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一見無駄に思える時間をかけたところに生まれる情緒的価値。 2024年1月24日

2024/1/24    , ,

時間をかけて作られたもののほうが素晴らしい、という評価基準のようなものがある。5分でぱぱっと作られた料理よりも、数時間かけて作ったもののほうが良さそうに感じる。たしかにそういうケースも多いけれど、わず ...

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自分と周囲のヒトとの時間解釈の違い。 2024年1月23日

2024/1/23    , , ,

時間の捉え方って、ひとそれぞれ。たべものラジオでは、かなり長い時間軸の話をしているので、明治時代くらいに生まれた食文化も「比較的最近」ということになってしまう。ただ、それは学びの中で相対化した場合のこ ...

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自分で作り出した環境に振り回されているい? 2024年1月22日

2024/1/22    

今年のフグはどうだい?毎年どこかしらで聞くセリフだ。お客様に言われることもあるし、同業者から言われることもある。そういうぼくだって、魚屋さんや漁師さんに言うことがある。フグに限らず、お茶のシーズンには ...

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スマホで論文。 2024年1月21日

2024/1/21    

ちょっと聞いた話なんだけど、最近の大学生ってスマホで論文を書くってホント?全員じゃないとは思うんだけど、オジサン世代にとってはびっくり現象だ。 論文作成を「文章を書くこと」に置き換えて、分割して考える ...

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食料供給システムの多様性。 2024年1月20日

昨日からの続きです。もし電気が止まったら、冷蔵庫どころかエコ・ネットワークも機能不全になる。というくらいに、電気や冷却技術に依存してしまっていないか。という問いから妄想を繰り広げています。 食料供給の ...

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ちょっと電気とめたろか。 2024年1月19日

琵琶湖の水とめたろか。というジョークがある。滋賀県民が京都や大阪の人とやり取りする中で使われるのだそうだ。京都や大阪の水は琵琶湖を水源としているからね。ウィキペディアに立項されているのには驚いた。 現 ...

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目に見えにくいモノの価値。 2024年1月18日

2024/1/18    ,

都市伝説なのか、真実なのか、よくわからない逸話がある。大抵の場合、逸話というのは誰か有名な人の発した言葉や行動なのだけれど、それが真実ではなくてもあまり害はない。その人物のことを知ろうとするときには邪 ...

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ウェットだけど節度ある距離感。日本らしいエコシステムとオーケストレーション。 2024年1月14日

日本の伝統工業は、細分化された専門性が特徴的だと言われる。西陣織、蒔絵、包丁などは、それぞれの工程の専門家が代々技を磨き続けてきて、いくつもの家がワンチームとして機能しなければものは完成しない。一人の ...

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銘々膳と共食文化。我思う故に我ありではない個の解釈。 2024年1月11日

2024/1/11    , ,

長らく不思議に感じていることがある。それは、日本の食事スタイルのこと。なぜ、日本では銘々膳のスタイルが一般的なのだろう。そんなことに疑問を持つことに意味はないのかもしれないのだけれど、日本だからこそ不 ...

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車を運転していて見つけた不思議。 2024年1月10日

2024/1/10    

車を運転していて、時々不思議だなと思うことがある。きっとなにか事情があるのだろうけれど、ぼくの目には不思議に映るのだ。 地方にはバイパスと呼ばれる自動車道がある。大きな国道の混雑を緩和させるために、市 ...