武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

no image

感想と意見とは、どこが違う? 2023年12月19日

2023/12/19    

「それってあなたの感想ですよね」。一時期このセリフが流行していた。飲み会のときにでもネタで言うのなら笑えるけれど、真剣な議論に持ち込まれるのには辟易した。説教されているときに子供が言うようになってしま ...

no image

基本的に「常識を疑ってみる」ようにしています。 2023年12月18日

2023/12/18    ,

信じる人の数が多くなると、それは真実になる。もちろん、真実ではないのだけれど、真実だということになってしまうことがある。けっこう思い込みってすごい力があるのだ。人数が多いと、その力は強大になる。 牛乳 ...

no image

「特権の民主化」と「食文化の広がり」 2023年12月17日

2023/12/17    , ,

たべものラジオのシリーズ「スシ」や「日本料理の変遷」「蕎麦」で、こんな事を言った。「だいたい、前の時代のひとつ上の階層の文化を踏まえて変化する」。身分制度があった時代、社会には特権を持つ階層が存在して ...

no image

成長の段階にレッテルを貼る。 2023年12月16日

思春期なんだから、そんなものだよね。とか、若い頃はそんなものだとか。なんだかよくわからないレッテルが存在している。5歳児なんて、もう「中間反抗期」だとか言われて、多くの親たちが恐れる期間でもあるという ...

no image

「リサイクル」よりも「長く使える」のほうがエコ? 2023年12月15日

2023/12/15    

昨日、ゴミを減らすという観点から梱包資材について考えてみた。そうしたら、量り売りみたいなスタイルで自分で容器を用意するのはどうか、というところにたどり着いた。 結局、プラスチック製品になっちゃうのかな ...

no image

ごみ問題を考える。エコバッグの多様化…? 2023年12月14日

2023/12/14    , ,

エコバッグを持ち歩くのが当たり前になった。どの程度環境へのインパクトがあったのか、わからないのだけれど、とりあえずは社会が変わったというくらいのことは感じている。環境負荷が減ったのか変わらなかったのか ...

no image

冬になったと感じるのはどんな時? 2023年12月13日

2023/12/13    , ,

とっくに冬はやってきていたはずなのに、今週は暖かい日が続くらしい。北日本や日本海側は例年通り真冬らしい気温なのだそうだけれど、静岡県は暖かい。ただでさえ温暖な気候なのだから、うっかり春の草花が芽吹いて ...

no image

日々の生活に潜む「不思議」と「驚き」に気がつくまで。 2023年12月10日

2023/12/10    , , , ,

ありふれた日々の生活の中にも、たくさんの「不思議」と「驚き」が潜んでいる。子供はそんな「不思議」と「驚き」の中に生きている。教育がそれを押しつぶすまでは。 犬が宙に浮いたら、大人は驚き慌てふためく。け ...

no image

日常生活から水辺が遠ざかった町。 2023年12月9日

2023/12/9    , , , ,

母校の近くには川が流れている。川といっても、石投げが出来るような河原はない。深く切り立った壁のはるか下を水が流れを作っている。今は逆川(さかがわ)と言うけれど、元々は懸川といって、町の名前の由来となっ ...

「ふわほろ食感」おにぎり考。 2023年12月8日

2023/12/8    , , ,

「おにぎり」は立派な料理である。お米の種類や炊き方にもいろんな工夫があるし、どんな具材をどのくらい使うのか。中に入れるのか、混ぜるのかという選択もある。海苔はどんなものが良いのだろう。などと考えていく ...