武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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食料と人類社会という、大きな視点で構造を観察してみる。 2023年11月4日

2023/11/4    ,

ここ近年、フードビジネスが活況だ。と感じるのは、ぼく自身が食に関わる立場だからだろうか。これまでの報道を見ていると、ビジネスの発展という側面だけでなく、食糧問題やそれに関連する内容が増えてきているよう ...

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出口戦略で考える「私達はどう生きるか」。 2023年11月3日

2023/11/3    , ,

大仰なタイトルをつけてしまった。 ずいぶんと前のことになるけれど、とある団体に所属していたことがある。勉強会なのだけれど、経営の実務と言うよりも、心構えとか解釈とか精神的な部分が中心だった。正直なとこ ...

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どこからどこまでが和食?私達が持つ「認識」とはなにか。 2023年11月2日

2023/11/2    , , ,

食べ物の歴史をたどっていると、一体どこからどこまでが和食なんだろう、と思う。先日、数組のリスナーさんがふぐ料理を食べに来店されて、そんな話をした。 ふぐ料理の定番といえば、刺し身と鍋、それから唐揚げが ...

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掛川百鬼夜行第二夜。 2023年11月1日

2023/11/1    , ,

先日「掛川百鬼夜行第二夜」が開催された。平たく言えば、地元で行われたハロウィンのイベントなのだけれど、少々面白い作り方をしていたので紹介したい。 一般的なイベントでは、どんなことをするのか、どんなイベ ...

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日本料理の変遷「リアルタイム」 2023年10月29日

1年ほど前に、たべものラジオで「日本料理の変遷」を配信した。かなり端折って話を構成してしまったので、抜けている部分が結構多い。  時代で言えば、奈良時代以前は触れていない。縄文時代や弥生時代 ...

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「東海道シンポジウム2023川崎宿」に参加しての所感

10月21日に開催された「東海道シンポジウム2023川崎宿」に出席した。掛川宿日坂宿の合同開催となったのが一昨年のこと。あの時は、パンデミックの最中で感染者が増大したことから直前になってオンライン開催 ...

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本を読むこととメモを取ること。インプットは小さなサイクルが良い。

2023/10/27    , , ,

最近、妙な癖がついてきて、読書をしていると手元にノートが欲しくなる。なんだか良いことを知った時、情報量が多い時、書き出したい衝動に駆られる。これは一体なんだろう。 無論、小説やエッセイを読んでいるとき ...

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なんでも新しければ良いってものじゃない。新規性は思考の結果。 2023年10月26日

2023/10/26    , ,

新規性を問われる場面がある。会社の事業、起業して投資を得る時。音楽や絵画などのアートの文脈でもそうだし、スポーツや旅行、政策などなど。明確な評価軸として新規性が語られることもあれば、雰囲気ということも ...

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変わりゆく「形式」から時代を覗く。 2023年10月25日

2023/10/25    , , , ,

時代が違う。この数十年の間に、テクノロジーも経済も大きく変わって、社会の構造そのものが大きく変わった。幼少期の記憶は、まるで古典を読んでいるようですらある。 会席料理店を営んでいると、毎年たくさんのお ...

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進化していなくても、ぼくらの感覚は社会に合わせて変化している。 2023年10月18日

2023/10/18    , , , ,

このところ急激に視力が落ちている。いわゆる老眼。睡眠不足も原因のひとつかもしれないけれど、目を使いすぎているのだろうか。シンプルに加齢が原因なのだろうか。困ったことに、近くだけでなく遠くのものが少し見 ...