数年前のこと、とある製茶会社を訪れた時にこんな会話をした。社屋と製茶工場を新しくしていたので「調子良さそうですね」と何気なく言ったら、「調子がよかったら投資なんかしないです。改善の必要があるから設備投資が必要なんですよ」と言われた。まさにおっしゃる通りだ。...
「お茶が有料なんですか?普通のお茶はありますよね?」 久しぶりに言われたなあ。最近はそういうお客様も少なくなってきたんだけどね。そういえば、ネット上の口コミでも「有料だけど、美味しいお茶が飲めます。」というものも一つではないな。...
新たな食文化が一過性の流行でシュリンクしていくか、それとも文化として定着していくか。いろいろと理由はあるのだろうけれど、結局のところ「うまい」にかなうものはないのではないだろうか。...
店の庭や駐車場などには、風に運ばれてきた落ち葉や枝などが集まっている。風の強い遠州の冬。雪がふることは無いけれど、吹き付ける風が冷たいのがこのあたりの特徴だろう。遠州の空っ風と呼ばれている。...
ワールドカップと店の仕事に意識がむいてしまっていて、面白いくらいに調べ物が進まない。人間のパフォーマンスというか、知力体力のインジケーターはどこかに集中すると、他に回す余力がなくなるものなのかな。寝不足の頭ではあるのだけれど、今朝はスッキリと冴えている。日本がスペインに勝ったか...
独自文化というのは、たぶんどの地域にもあるよね。日本国内にもたくさんあるし、世界中のいたる所にある。それぞれに違っていて面白い。だからこそ、観光で訪れることが楽しいし、面白い。それに、他の文化を知って、普段の生活の中で楽しむのも良いよね。...
経済視点で食文化の歴史を眺めてみる。ということを、最近は気をつけている。そうすると、食文化を含めた文化が発展する傾向が見えるのじゃないかと思ってね。...
「えー、いわしっ!いわしっ!」 「おう、はっつぁん。今朝も精が出るねぇ。」 「旦那、いかがですか?今朝は良いのが入ってますぜ。」 「そうだねぇ。はっつぁんとこのイワシはいつも良いから助かるよ」...
食文化の背景を探る過程で、ちょこちょこと経済の仕組みを勉強している。スシのシリーズでは、江戸時代を中心とした貨幣経済の乱高下を紐解いてみた。なんでそこに興味を持ったかというと、特にこれといった理由はないんだけどね。...
現在の日本は食料自給率が低い。これは、ほとんどの人が知っていることだろう。いま、鎖国をしたら食糧危機になるくらいに、海外に依存している。お米だけは別格だけれど、そのお米を作るために使用される化学肥料や農業機械を動かす燃料は輸入に頼っているのだ。...