武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

価値は揺れる。ー“おかげさま”が整えてくれる日々。 2025年9月1日

「たべものラジオ」というポッドキャストを始めてから、もう4年になる。最初の頃のようにコンスタントに配信できていないのが心苦しいのだけれど、それでもボチボチ続けられているのは、やっぱり聞いてくれる人がい ...

満腹な人にカレーを売る?欲求を加速させる技術とどう向き合うか。 2025年8月28日

2025/8/28    , , ,

時々見かけるインターネット広告は「満腹の大学生にカレーを売った心理テクニックとは?」と、インパクトのあるデザインで訴えかけている。お昼ごはんを食べたばかりの大学生はお腹が減っているはずもない。酔狂でカ ...

移動という贅沢。ーその余韻が育てたハレの食事。 2025年8月27日

2025/8/27    , ,

移動できるって、実はけっこう贅沢なことなんだ。旅行に行こうと思えば行けるし、引っ越すことだってできる。だけど、歴史を振り返ると“好きなときに好きな場所へ”なんてのは、むしろ例外だった。 移動の歴史 元 ...

美味しさの基準は、いつも揺れている。時代と社会が作る“味覚のトレンド” 2025年8月25日

2025/8/25    ,

「なにを美味しいと感じるか」って、時代や地域によって違う。これが、食文化を勉強していると、とてもおもしろいのだ。 動物として、「これはウマい!」と感じる味はあると思う。例えば、甘味は人間にとってエネル ...

小さな挑戦の記憶は、未来を温める。 2025年8月21日

2025/8/21    , ,

静岡県掛川市には「緑茶で乾杯条例」がある。元々、国や静岡県などが定めた茶業振興に関する条例はあったのだけど、掛川市緑茶で乾杯条例はそれらとはちょっと毛色が違うのだ。 一般的な茶業振興条例の場合「お茶を ...

所作はことば、作法は文法──お椀の持ち方に、1000年の合意がある。 2025年8月20日

2025/8/20    , , ,

作法とかマナーは、一体どこからどうやって形成されたのだろう。「◯◯流」なんて看板はあるけれど、それだってゼロから突然生まれてきたわけじゃないはずだ。何の慣習もないところから「私がこう考えるから、こうい ...

食品添加物は毒なのか?パラケルススとホットケーキミックス。 2025年8月19日

2025/8/19    ,

食品添加物は体に悪い。という人がいる。けれども、それは原理的におかしいのだ。食品添加物は「科学的に安全性が確認されたもの」でなければ、食品添加物という名称を使うことが出来ないから。一応、ぼくも科学信者 ...

おかわり自由の功罪──歴史で紐解くビュッフェとフードロス。 2025年8月18日

久しぶりに「食べ放題」という看板のある店に行った。妻も娘も比較的少食だ。だから「食べ放題」の看板を見ても食指が動かないらしい。でも娘にとっては“取り放題”のドキドキやや“よりどりみどりのデザート”の誘 ...

材料から始まる料理と、レシピから始まる料理。生成AIが得意なのは? 2025年8月15日

生成AIが社会的に話題になったのが、2022年末頃のこと。あっという間に2年以上の月日が流れた。最近になって色々と試してみているのだが、これなかなか面白い。「便利」とか「ビジネスで活用」といった話を聞 ...

“観光地化”がもたらす「がっかり」の真相。 2025年8月14日

2025/8/14    ,

先日、かなり久しぶりに「さかなセンター」に行った。漁港から近くて、新鮮な魚介類が手に入るはずの施設だ。建物は古いが、いくつもの魚屋が立ち並び、威勢の良い呼び声が飛び交っている。狭い通路を人々が行き交う ...