武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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どういう文脈?豪快な盛付と受け皿。 2024年7月12日

2024/7/12    

ラーメンは日本の国民食だ。そう言っても過言ではないだろ。日本全国どこへいっても、ラーメン屋はある。コンビニはないがスナックはある。というのと同じくらいにラーメン屋がある、と思えるほどに普及しているかも ...

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「答えは現場にある」というけれど、現場はどこ? 2024年7月11日

2024/7/11    ,

掛川の名物はなんですか。と問われれば、ほとんどの市民はお茶だと答えるだろう。もちろん、それ以外のものもあって、いちごやメロン、キウイフルーツなどの果物も豊富だし、芋もあれば葉物野菜もある。それでもやっ ...

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「何を考えるべきか」を考える。 2024年7月10日

2024/7/10    

しばらく前に「イシューからはじめよ」という本が流行したのだけれど、このタイトルは「先ず隗より始めよ」をもじったものだろうか。解ではなく、何を問題として考えるべきか、つまり課題設定から始めよう。隗を解に ...

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「ゆらぎを愛でる」という文化が生み出す食。 2024年7月8日

2024/7/8    ,

ひとりで、ぼんやりと外の景色を眺める。あまりそんな機会はないのだけれど、ふとした時に庭とその先に見える池や山、耕作放棄された茶畑。代わり映えのないいつもの景色だが、どういうわけか眺めていられる。不思議 ...

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整理整頓や掃除が大切なわけ。日本が体現し続けてきが美。 2024年7月6日

2024/7/6    , , ,

「整理整頓、清潔さが大切だ」「掃除が大切だ」という指導を受けたことがある人もいると思う。オフィスで仕事をしていても、工場で働いていても、農業をしていても、飲食店でも。まぁ、一度くらいは聞いたことがある ...

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相手の立場に立って考えるってどういうことだろう? 2024年7月5日

相手の立場に立って考える。というのは、ちょっと意識すれば出来そうな気もするけれど、そうはいかない。例えば、小売業などで「お客様の立場に立って」という言葉がよく聞かれる。そうすると、「もし自分が客として ...

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食文化のキュレーション。 2024年7月4日

キュレーションとは、「美術館、博物館などの展示企画」「情報などを特定のテーマに沿って集めること」だそうだ。一歩進んで言えば、「収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有すること」とな ...

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改めて「ケのハレ化」について考えてみる。 2024年7月3日

2024/7/3    ,

「ケのハレ化」という話をいろんなところでしていて、そのたびにいろいろと考えることがある。日常の食事がハレ化しているという感覚。本来、「ケ」であるはずの家庭料理が、どんどん豪勢に手のかかったものになって ...

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思考のクセ。 2024年7月2日

2024/7/2    ,

先日、脳内の思考方法と表現について素人ながらいろいろと対話をさせてもらう機会を得た。最終的には酒が入って、よくわからにことになってしまったのだが。気づきがあったので、少し書き出してみようと思う。 イン ...

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江戸の長屋の台所。調理家電のありがたさよ。 2024年7月1日

2024/7/1    , ,

厨房の中は、いつもギラギラしていて熱気が有る。といっても、活気があるとか雰囲気の話ではない。冷蔵庫も作業台も換気扇のフードも調理器具も、ほとんどのものはステンレスで出来ているので、物理的にギラギラして ...