武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

案外知らない地元の食文化と、その奥行。 2024年9月14日

食文化って、一体なんだろう。当たり前のように使っている言葉だけど、定義があるようで定まっていない。そもそも、文化という言葉の定義すらはっきりしていなくて、それこそ研究者の数だけ定義があると言われるくら ...

歩いて感じる。いろんな繋がり。 2024年9月13日

2024/9/13    , , ,

都会で生活をしている人のほうが、田舎よりもたくさん歩く。ぼくなんかは「歩く」という行為そのものがけっこう好きなものだから、コンビに行くのも駅に行くのも、町に飲みに行くのだって歩いていく。都会の人は、歩 ...

山に登ると、人は挨拶をする。 2024年9月12日

2024/9/12    ,

掛川市には高天神城跡という史跡がある。うっかり史跡めぐりで夏場に訪れるのはおすすめできない。もし行かれるのであれば、夏でも長袖に長ズボンのフル装備が良い。行楽気分で行くと、あっという間に蚊の餌食となる ...

季節感が変わったというより、気候帯が変わりつつある? 2024年9月11日

2024/9/11    , , ,

重陽の節句も終わって、もうすぐ中秋の名月。暦の上ではすっかり秋なのだけれど、日中はまだまだ暑い。秋という季節は、その始まりと終わりでは全然違う季節みたいに感じられるくらいに違うから、今も昔も暦と体感は ...

Aの原因はCだけど、BがあるのもCのおかげ。 2024年9月10日

2024/9/10    ,

先日、「一度壊されたものはなかなか戻らない」という事象に対して、「壊さない」という姿勢も大切なのではないかということを書いた。その続編というか、もう少し考えてみたいと思うんだ。 壊さない。というのもな ...

不思議な掛け声と美学のはなし。 2024年9月9日

2024/9/9    ,

「っせー!」という声が店内に響き渡る。もちろん、料亭ではない。たまに訪れるラーメン屋さんでのことだ。店長や他のスタッフさんは、「いらっしゃいませ!」と明るい表情で迎えてくれるのだけれど、ひとりだけ独特 ...

「やりたいからやる」っていう軽率さ。 2024年9月8日

2024/9/8    , ,

もうちょっと慎重になったほうが良い?それとも軽率になったほうが良い? 軽率な人っていうのは、「上手くできるかなぁ」とか「私よりもっと優れた人がいるんじゃないかなぁ」とか考えない。いろいろ準備が必要なの ...

「行為を受け取る」ということ。 2024年9月7日

2024/9/7    ,

なんだかとっても不思議だな、と思うのよ。歴史でも、普段の生活でもそうなんだけど、実際の成果とか思想よりも、行為そのものに注目するクセがあるんじゃないかと。 これは、一文にまとめるのは難しそうだな。 例 ...

「一度壊れたらなかなか直せないもの」を壊さないように守ること。 2024年9月6日

2024/9/6    ,

一度壊れてしまったものは、なかなか元に戻らない。自然環境、経済、人間関係、文化、建造物。具体例はないかと想像を巡らせてみて、ちょっと暗い気持ちになってしまった。光を失った目で、再び世界を眺めることがで ...

息継ぎをしよう。ちょっと意識しよう。 2024年9月5日

2024/9/5    ,

意識せずに息を止めていることがある。良くわからないのだけれど、文章を書いている時や文字を書いているときだったり、包丁仕事をしているときだったり、なにかに集中しているときが多い。そして、ふと我に返ったと ...