武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

意味のないところに、意味を見出したり付与したりする営み。 2023年4月19日

2023/4/19    , , ,

休日は、あまり家にいることがない。なにしろ、家と職場が間近にあるので、普段家の外に出かける機会が圧倒的に少ないのだ。せめて、休みの日くらいはと、家から距離をおいて外の世界を楽しむことにしている。 先週 ...

テクノロジーの進歩が奪う仕事とは。 2023年4月18日

最近なにかと話題になっているChatGPT。興味本位で使ってみた人もいると思うけど、たしかに面白い。それこそ、ウィキペディアで調べられるような内容ならば、短くまとめて教えてくれる。まぁ、無料のバージョ ...

言語化しようとすることが、なんだかバカバカしく思えてしまった時の話。 2023年4月15日

2023/4/15    , , ,

言語化するのがバカバカしくなる時がある。あのときもそうだ。町から離れた里山にある場所で見た、いくつかのアート。人から紹介されなければ、きっと知ることもなかっただろう。通りすがりに目につくような場所でも ...

「意外とイケる」という感触。「失いたくないもの」の再発見。2023年4月14日

感染症による社会の変革は、長い人類史の中では数多く見られる。歴史の教科書を読むと、短い文章で記されているだけのことが多いようだけれど、当事者たちにとっては大変な社会変革だったことだろう。近年の新型コロ ...

歴史を紐解いて、進化生物学っぽく日本の国民性を探る。 2023年4月13日

2023/4/13    , , , , ,

江戸時代が始まって、半世紀ほど。農業生産性が向上して、その結果商業が発達したし、町人文化が花開いていった。 戦国時代という、いわば内乱が収まったことで、統治者たちは内政にに力を注いだのだ。他国の侵略か ...

「伝える」をプロフェッショナルから学んで、自分なりに考えてみる。 2023年4月12日

ずいぶんと前のことだけれど、ニュースキャスターの久米宏さんがインタビュー番組の中でこんなことを言っていた。テレビというのは、ラジオに比べて情報量が多い。そのことで、意識が分散されてしまって、伝えたい情 ...

純粋な味を感じるための雑味の効果。 2023年4月11日

2023/4/11    , ,

とある外国の映画の中で、「スシや刺身はコスパが悪い」と言っていた。ほとんど調理らしきこともしていないのに、料理の価格としては割高だという。日本人で、日本料理にかかる手間や技術を多少なりとも知っている人 ...

食品産業の課題を妄想してみた。 2023年4月10日

2023/4/10    , ,

家庭での調理は比較的手間の掛からない料理が多い。と考えられている。何と比較するかによるけれど、特別なことでもなければ、時間も手間もかからない料理が伝統的に食べられてきたようだ。 そうは言っても、朝から ...

その存在価値が、機能から他に移りゆくもの。 2023年4月9日

2023/4/9    , , ,

しばらくの間、掛川城天守閣は閉館していたのだけれど、今月になって営業を再開した。大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて、少しばかり古びた外壁の塗装を直していたのだ。なにしろ、漆喰というやつは時間が ...

予測誤差 2023年4月8日

2023/4/8    , ,

最近は、あまり自分の車に乗る機会がなくて、気がついたらバッテリーがあがってしまっていた。維持費もかかることだし、もう所有していることに意味は無いのかもしれない。手放せばよいのだけれど、それなりに愛着が ...