武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

時間の早さの感じ方。 2022年12月28日

2022/12/28    ,

令和4年ももう少し。改元してから、4年も経ったのか。昭和生まれの者としては、なんだか不思議な感覚がある。子供時代を過ごした昭和はとても長かったから、元号とはそういう長さがあるものだとばかり思っていた。 ...

無料サービスのコストは誰が負担している? 2022年12月27日

2022/12/27    ,

「お茶が有料なんですか?普通のお茶はありますよね?」 久しぶりに言われたなあ。最近はそういうお客様も少なくなってきたんだけどね。そういえば、ネット上の口コミでも「有料だけど、美味しいお茶が飲めます。」 ...

フードベンチャーに欠かせない要素。2022年12月26日

新たな食文化が一過性の流行でシュリンクしていくか、それとも文化として定着していくか。いろいろと理由はあるのだろうけれど、結局のところ「うまい」にかなうものはないのではないだろうか。 人気の理由は色々あ ...

「社会不安」という言葉の奥にある感情にリーチする。2022年12月25日

2022/12/25    , ,

どうやら食文化の発展と経済状況は関係がありそうだ。そんなことは当たり前と言ってしまえばそうなのかもしれない。ただ、どんな関係があるのか、についてはきっちりと説明された文献に出会ったことがない。あるのか ...

「品質のための分業」を支える「コミュニケーションデザイン」 2022年12月20日

「分業」という単語は、多くの場合「効率」とセットで使われる。けれど、実はそれが目的の全てではないだろうと思う。実際、効率化ではなく美を追求するためにわざわざ分業しているというケースもある。 京都の西陣 ...

売場づくりのあれこれ。2022年12月19日

2022/12/19    

知人が飲食店をオープンするにあたって、現場の運用などのアドバイスを行ったことがある。いやぁ、なんというか、けっこう面白かった。彼はぼくが「新規立ち上げ」の経験があるのかを気にしていたのだが、そんなもの ...

発砲事件とルール。2022年12月17日

2022/12/17    ,

パーン。乾いた破裂音が裏山に響く。どこかでタイヤがバーストしたのだろうか。と思っていると、妻から電話がかかってきた。「裏の池で鴨が撃たれた。」という。 当店の庭は小さいが、その先には農業用のため池と山 ...

ゴミと土壌と温暖化。2022年12月16日

2022/12/16    , , , ,

店の庭や駐車場などには、風に運ばれてきた落ち葉や枝などが集まっている。風の強い遠州の冬。雪がふることは無いけれど、吹き付ける風が冷たいのがこのあたりの特徴だろう。遠州の空っ風と呼ばれている。 商売柄、 ...

日常を観光する。2022年12月15日

2022/12/15    , , , ,

「このあたりは何もない」という一言に、違和感を覚える。「何もない場所なんて無いよ」というと、なんだか口先だけの良いことを聞いたような感覚になるらしいのだけど、大真面目にそう感じているんだよね。 尊敬す ...

感情を論理で補強しようとして破綻する話。2022年12月10日

PTAの役員を決める際に、選挙で選出された人がいて、得票数を開示すべきだという意見があったんだけど、どう思う?という相談を受けた。これだけじゃ情報が足りないので、少し詳しく話を聞いてみる。 PTAの役 ...