「甘さに魅せられた人類の欲望と権力の物語」。これが砂糖の歴史シリーズのタイトルのはずだった。弟の「長い」という一言により、強制的に「権力の砂糖」という全く意味の通らない謎の日本語になってしまったのだが。...
初期の頃に比べて、シリーズがどんどん長くなっている「たべものラジオ」。話を長くしたいわけではないのだけれど、つい長くなってしまう。...
昨日、地元観光協会で掛川の歴史をたどるツアーを開催した。といっても、一般公募するようなものではなく、観光協会の関係者が学ぶためのものだ。ちょうど、大河ドラマで舞台になる土地柄でもあるので、改めて学び直そうというのである。...
ずっとずっと考えてきたことがある。たべものラジオを始めるよりも前のことだ。ぼくが食産業の端っこにちょこんと足を載せた頃から考え続けてきたことである。 以前、このエッセイの中でも書いたことがあるのだけれど、父が作った料亭を引き継ぐときには食について色々と勉強したし、考えまくった。...
たべものラジオのために勉強をしていて、つくづくと感じることがある。料理や食文化というのは、生活であると同時に思想でもありアートでもある。そんなふうに見えるのだ。...
昨日のお昼ごはんに何を食べたか。もう既に覚えていないかもしれない。そうでなくても、少し考えてしまうかもしれない。ましてや、数日前の食事などは忘却の彼方だろう。今年に入ってから今日までの間に食べたものの中で、「これは今年の一番になるかもしれない」と感じる食べ物に、実は既に出会って...
1月21日...
子供の頃は、「運動ができる子がモテる」と思っていた。実際にそうだったんじゃないかな。少なくとも「頭がいい子」よりは「運動ができる子」のほうがモテるイメージがあるのじゃないだろうか。例えば、足が速いだとか、サッカーがうまいだとか、野球がうまいだとか。小学生の頃はドッジボールが強い...
昨日からの続きです。...
お茶の話をしたのは、もうずいぶん前になる。たべものラジオの第3シリーズ。あの頃は、色々と試行錯誤の中だったなあ。今思うと、調査の課題もあって物足りない部分もあるし、逆に功を奏していい感じに情報が削ぎ落とされているようにも聞こえる。どちらにしても、力量不足。まぁ、だからといって今...