食の来歴を見ていくと、ある一定の食材が世界的に流行するという現象があることがわかる。それも、短期的な流行ではなくて、長い時間をかけて「多くの人が欲しがるもの」が成立していくのだ。...
発想のジャンプには、どうやらお作法というか手順のようなものがあるかもしれない。そうしなければいけないというようなものでもないし、それが正しい手順だというわけでもない。観察してみると、似たような傾向がありそうだな、と感じているだけのことではある。...
国立科学博物館特別展「和食」を見に行って、購入した公式ガイドブックを読み進めている。時間がないっていうのに、他にもやることあるっていうのに、まぁ面白いんだから仕方がない。...
歴史が好きな人は、歴史をネタに観光地を選ぶことが多いらしい。それはもう、マニアックなほどに詳しかったり、そうでもなかったり。歴史の教科書ではあまり紹介されないことを、既に知っていて観光地を訪れるという人もいる。一方で、歴史は好きだし、それなりに概略を知ってはいるけれど、そこまで...
最近のテーマというか、きっと大切なことなんだろうなと感じていること。それは、「無ければ無いなりに、有るもので楽しむ」ということだ。...
ちかごろ、すっかり気候が暖かくなったせいで、どうやら秋のジャガイモの生育が悪いらしい。というのは、たぶん近隣の話。全国的にどうなのかは知らないけれど、そうらしい。発芽から生育までの気温が高すぎるって言っていた。原産地がアンデス山脈だもの、暑いのが苦手なんだろうなと勝手に思ってい...
たべものラジオの影響で、ぼくのグーグルアカウントはやたらと「歴史」「食」「健康」「テクノロジー」などのキーワードの組み合わせでニュースを紹介してくれる。おかげで、検索の手間も省けるし、時には自分で検索してもたどり着かなかっただろうと思える視点に出会えるのはありがたい。一方で、偏...
昨日、人類社会が食料を獲得するとはどういうことかについて、マクロ視点で捉えてみようという試みをしてみた。あまり実感がないのだけれど、結局のところ「自然界のエネルギー」を受け取っているという部分は間違いなさそうだ。地球上に存在する膨大な分子の中から、活用できる部分だけを上手に受け...
ここ近年、フードビジネスが活況だ。と感じるのは、ぼく自身が食に関わる立場だからだろうか。これまでの報道を見ていると、ビジネスの発展という側面だけでなく、食糧問題やそれに関連する内容が増えてきているような気がしている。人類全体で見て、食にまつわる課題は大きなものだということだ。...
食べ物の歴史をたどっていると、一体どこからどこまでが和食なんだろう、と思う。先日、数組のリスナーさんがふぐ料理を食べに来店されて、そんな話をした。...