武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

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歴史学習で「年」を暗記するこ理由。 2023年6月6日

2023/6/6    , , ,

中学高校時代、いわゆる社会科目が苦手だった。特に歴史。もっと言えば世界史。さらに細かく言うと、個人名や年を覚えさせられるのがなんとも苦手だった。カタカナの名前なんかは、もうちっとも頭に入ってこなかった ...

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江戸の歴史260年をヒントに現代を考えてみる(後編)。 2023年6月5日

昨日の続きです。前編を読んでないと話が繋がらないと思うので、よかったら昨日のエッセイも読んでから進んでみてください。 武士という特権階級にあって、収入も権威も格差の大きい時代。きちんと民草の幸福を支え ...

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江戸の歴史260年をヒントに現代を考えてみる(前編)。 2023年6月4日

最近、改めて江戸時代についていろいろと勉強をしている。気候変動と飢饉、それに対応する幕府や諸藩、経済の変動など。思いつくままに調べていくというのは、気ままで楽しいものだ。多くは書籍からの情報を追いかけ ...

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五感でも錯覚でもない「おいしさ」のすゝめ。 2023年6月3日

どんなに美味しいラーメンを食べたとしても、なぜかカップラーメンが勝ってしまうということがあるらしい。前職の上司がそうだった。 とにかくラーメンが好きな人なので、仕事一緒に外出するとき、昼食は必ずどこか ...

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「幸福感は快楽の増加量に比例する」を実装した生活と食文化。 2023年6月2日

2023/6/2    , ,

美味しいものを食べると、ほんのひととき幸せな気分になる。不思議なものだ。直前までお腹が減っていることを理由に少しばかりイライラしていたとしても、あっという間に幸せな気持ちになることが出来る。人間という ...

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たべものラジオにどんな価値があるのだろうか。という大仰なことを大真面目に考えてみる。

このところ、たべものラジオとは何なのかについて考えている。いや、番組のことだけじゃなくて、もっと大きな範囲のこと。たべものラジオ的な食文化の捉え方と言うと、なんだか不遜な感じがする。食文化人類学という ...

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判断を阻害する外的要因があるのだろうか。意志の外側で働く力を考えてみる。 2023年5月31日

一旦決めてしまったら、それを継続することに価値がある。というのが、ひとつの価値観として存在している。けれども、一方でそれが足かせになってしまうことも現実に存在しているようだ。 例えば、映画館に映画を見 ...

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エンバクについて、ちょっと調べたり考えたりしてみた。 2023年5月29日

2023/5/29    , ,

エンバクというのは不思議な植物だ。人類が農耕を始めた頃は、まだただの雑草だったらしい。まぁ、人間が利用している食用植物は、ほとんど雑草だったのだけれど。エンバクが面白いのは、大麦や小麦の栽培が始まった ...

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食産業の未来を考える。たべものラジオ的思考。2023年5月27日

もしかしたら以前どこかで話したかもしれないのだけれど、現代の食産業は、産業革命期のアーツアンドクラフツ運動の時期に似ているののじゃないかと思っている。簡単に言うと、産業が近代化した時にあらゆる物が工場 ...

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「ホウレンソウ」で時間をかけるのは相談。 2023年5月26日

「報告、連絡、相談」。通称「ホウレンソウ」は、社会人になると一番最初に言われることだろう。もっと前の学生時代から言われているかも知れない。たしか、ぼくが企業に就職したときもしつこく言われた記憶がある。 ...