武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

オススメで作られた好み。 2023年2月5日

食のパーソナライゼーションについて考えていると、自由意志というものを考えざるを得ない。ということを、少し前のフードイノベーションの未来像で取り上げられていた。そのことからインスピレーションを受けて少し ...

日本文化は多様な文化の集合体。2023年2月4日

昨日の続きです。 日本古来の日本らしさを考えるのならば、それは外来文化が強く影響するよりも前を見てみるのが良いと思った。けど、残念ながら、そんな時代の文献は存在しないのだ。なにせ、当時の文字による記録 ...

日本料理を通して伝統について考える。 2023年2月3日

「日本料理の変遷」シリーズを通して、日本文化とはなにかについて見てみようと思っていた。なにか掴めたのだろうか。ということで、今一度振り返ってみることにする。 なにかと、海外からの影響を受けて日本料理の ...

個食と共食について思いついたこと。 2023年2月2日

食のパーソナライゼーション。これについて、随分前にも書いたことがあるのだけれど、今回思いついたことがあるので少し書き出してみようと思う。 インスピレーションの源は、あいも変わらずシグマクシスとWIRE ...

米の消費量の変化から見る「エネルギー」と「多様性」 2023年2月1日

2023/2/1    , , ,

世界中のほとんどの社会には、主食が存在している。日本における米のように、それを神聖視したり精神的にも質的にも重用しているケースすら、いくつも見られる。むしろ、近代以降のヨーロッパやアメリカのように主食 ...

マーケティングの心理技術 2023年1月31日

前職までに体得した技術や知見を放出するコーナー。というのを、勝手にやっている。先週までの「語り部の威力」もそのひとつだ。もう使わないんだけど、かつてやっていて、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないと ...

専門書籍が存在するという凄さ 2023年1月30日

2023/1/30    , ,

食べ物に関する歴史について書かれた書物は、結構たくさんある。人類学者の先行研究があって、たくさんの研究者によって論文や書籍が世の中に誕生した。その労力を想像すると、ただただ脱帽するばかり。 歴史と一言 ...

飲食店の変化「見栄え」と「清潔感」 2023年1月29日

2023/1/29    , ,

正月はずっと営業していたので、初詣に訪れた頃には神社も静かなものだった。当然ながら露店も出ていないし、ほとんど日常。正月というのは、あっという間に過ぎ去っていくものなのだな。 最近、お客様と話をしてい ...

飲食店の経営について書いてみた。 2023年1月28日

2023/1/28    , , ,

数年前のこと、とある製茶会社を訪れた時にこんな会話をした。社屋と製茶工場を新しくしていたので「調子良さそうですね」と何気なく言ったら、「調子がよかったら投資なんかしないです。改善の必要があるから設備投 ...

「おいしさ」と「健康」の両立 2023年1月27日

2023/1/27    , , ,

「おいしさ」は長らく、情緒的な価値と考えられていました。しかし、最近の研究で「おいしさ」から導き出される幸福感が、健康効果もを持つという新たな側面に光を当てることになりました。 とある研究の記事の文章 ...