武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

いつのまにか変わっていく常識と付き合う。 2025年4月8日

いつの間にかルールというか、生活上のルーティーンが変わっていくことがある。例えば家の鍵を置く場所だとか、選択の手順だとか、そういったホントに些細なこと。一人暮らしなら、自分ひとりのことだから当たり前に ...

修行の効用。美の体験。 2025年4月7日

2025/4/7    , , , ,

職人の修行って、ふたつの意味があると思う。ひとつは技術。そしてもう一つは、美の体験だ。 言葉にすると他愛もないように思えるし、うまく言葉になっていないような気もする。 例えば料理だけど、技術というのは ...

学びのデザイン② 2025年4月4日

2025/4/4    ,

昨日の続きです。 国語や社会の授業は、生徒に問いを考えさせる授業が多かった。教科書にある文章のある部分を読んでみて、感じたことや疑問に思ったこと、今風に言えば深堀りしてみたいことはなにか、を個人追求の ...

学びのデザイン① 2025年4月3日

2025/4/3    ,

いくつか記憶に残っている授業がある。10代の頃のことだから、30年以上前のことだ。細かい部分は忘れてしまったけれど、大まかな内容とインパクトは残り続けている。人は誰でも生きている間に記憶に残る出来事に ...

じわじわ変わる。社会は小さなコミュニティの集合。 2025年4月2日

新しく作り変えるためには、それまでのものを破壊しなくちゃならない。創造的破壊といわれるのだけど、よく聞く議論では全部破壊しようとしている気がする。組織そのもの、システムそのものを破壊して作り変えるとい ...

印象だけを残して消えていくもの。残り続けて検証されるもの。 2025年4月1日

2025/4/1    ,

ぼくは、あまり食事の写真を撮らない。特にそういうポリシーがあるわけじゃないんだけど、忘れちゃうんだ。撮影したとしても、ちょっとした記念みたいなもので、料理のすべてを撮ることは少ないかな。旅行の写真みた ...

テクノロジーは、社会も変えるし、人間も変える。 2025年3月30日

2025/3/30    , ,

「数字の1は、なぁに?」 心のなかで続きを歌ってしまった人は少なくないだろう。「工場のえんとーつー」 日本で広く知られている動揺「すうじのうた」の冒頭だ。アラビア数字の形を色んなものに見立てていて、歌 ...

色とりどりの食は、小さくて楽しい。 2025年3月29日

2025/3/29    , ,

近所のスーパーマーケットに行くと、いろんなビールが並んでいる。大手メーカーのものもあれば、国内のクラフトビール、海外のものもある。ビール好きにとっては、嬉しい時代だ。 それぞれが、我こそが一番美味しい ...

花と料理。場を見て整えるという思想。 2025年3月14日

とある記事で生け花について読んだ。門外漢であるから、身体性を持って何かを感じ取るということは出来ないのだけれど、実に日本らしいと感じたし、日本料理とも共通するポイントがありそうだと感じた。 まず最初に ...

漢字・カタカナ・ひらがな。言葉が与える食べ物のイメージ。 2025年3月13日

2025/3/13    , ,

ユーチューブのショート動画で、不思議なものを見た。アメリカのとあるファストフード店のドライブスルーで、客はどうやらイギリス人。店員は事あるごとに仲間に「◯◯だってよ」と言いながらクスクスを笑っている。 ...