江戸時代が始まって、半世紀ほど。農業生産性が向上して、その結果商業が発達したし、町人文化が花開いていった。...
とある外国の映画の中で、「スシや刺身はコスパが悪い」と言っていた。ほとんど調理らしきこともしていないのに、料理の価格としては割高だという。日本人で、日本料理にかかる手間や技術を多少なりとも知っている人ならば、いくつもの反論が思いつくだろう。けれども、西洋社会の食文化の文脈を考え...
家庭での調理は比較的手間の掛からない料理が多い。と考えられている。何と比較するかによるけれど、特別なことでもなければ、時間も手間もかからない料理が伝統的に食べられてきたようだ。...
しばらくの間、掛川城天守閣は閉館していたのだけれど、今月になって営業を再開した。大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて、少しばかり古びた外壁の塗装を直していたのだ。なにしろ、漆喰というやつは時間が経てば黒ずんでくるし、劣化してしまう。元々、定期的に塗り直すことを前提とした塗...
最近は、あまり自分の車に乗る機会がなくて、気がついたらバッテリーがあがってしまっていた。維持費もかかることだし、もう所有していることに意味は無いのかもしれない。手放せばよいのだけれど、それなりに愛着があるものだから、またクルマに乗る機会を作ってドライブにでも出かけようかなどと妄...
海。と、突然聞かされて、何を想起するだろうか。何かしら景色なのか、それとも波音や海辺の人々の声だろうか。それとも、海に関する言葉やデータだろうか。...
「〇〇を食べたい。」というと、シンボリックな料理名や食材が当てはめられる事が多い。ラーメンにしようか、天ぷらにしようか、たまにはスシでもつまもうかっていう話だ。それじゃあ、蕎麦でも食べようかとなったら、どこに行こうかという話になる。いや、どこへも出かけないかもしれない。蕎麦屋に...
20年以上前のことになるけれど、2年ほどアメリカに住んでいたことがある。西海岸のカリフォルニア。住まいはノースリッジ、パサディナ、最後はロサンゼルスの南側へと移していた。あまり何も考えていなかった10代の終わり頃。何をしていたのかというと、大して何もしていなかった。...
「大人になりたくない」と「早く大人になりたい」という気持ちを考えたとき、あなたはどちらのタイプだろうかだろうか。ぼく自身、既に大人になってしまっているから、過去の自分を振り返ることしかできない。 確か、そのどちらも言ったことがあるような気がしている。...
サラリーマンを辞めて商売をするようになって、つくづくと自分の能力に呆れかえる。経営とかマネジメントが下手くそ過ぎるのだ。家族だからなんとかなっているという部分が大きい。逆に家族だからこそ出来ていない部分も大きい。...