武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

no image

普段、取扱説明書って読む?社会の取説、人文学。 2023年6月16日

最近、店の炊飯器が古くなったので買い替えた。炊飯器なんかは、美味しくご飯が長ければそれで良いわけだ。そのために、メーカーも色々と工夫をされていて、いろんなメニューが付いている。それらのメニューを覚えな ...

no image

落語を文字起こしする、という野暮をして気がついたこと。 2023年6月15日

このところ、YouTubeで落語をよく聞いている。元々好きなのだけど、たべものラジオの原稿を書くに当たって、いろいろと勉強させてもらっているんだ。次のシリーズは、落語が描く世界から時代背景を紐解いてい ...

no image

よく聞くけど「チームワーク」とはなんだろう?職場のコミュニケーション。 2023年6月14日

あまり多くの調理場の仕事風景を見たことがあるわけじゃないけれど、ホテルなどの大きな調理場は比較的業務が分担されているように思う。少なくとも、ぼくが個人的に見たことのある職場はそうだった。板前、煮方、鍋 ...

no image

地球人口増加と食糧問題を、歴史事例から思うこと。 2023年6月13日

2023/6/13    , ,

人類と食べ物の歴史を考えるとき、採集と栽培の2つに大別される。採集とは、狩猟も含めて「自然に存在しているものを分けてもらう」ことであり、栽培とは「自然をコントロールして人間の都合の良い用に作る」ことで ...

no image

なんで勉強しなくちゃいけないの?という子供に、祖母が「バカになっちゃうじゃないか」と答えた意味。 2023年6月12日

2023/6/12    , ,

何度となくこのエッセイに登場するのが祖母である。それだけ僕の人生において祖母が伝えてくれたことが影響を与えている。 子供の頃、祖母に「なんで勉強をするの?」と聞いたことがある。祖母はこう言った。「勉強 ...

no image

誰かの当たり前は、他の誰かの新情報。という当たり前のこと。2023年6月11日

2023/6/11    ,

しばらく前に、「当たり前過ぎてプロが教えない調理のコツ」という特集を見た。なるほど、その通りかもしれない。視聴者の疑問に答える形なのだけれど、案外まともに答えられない自分がいる。というのも、そんな疑問 ...

no image

不要不急のモノゴトこそが、ボクらの本質なのかもしれない。 2023年6月10日

やっと長い長いトンネルを抜けようとしているはずだ。もちろん、パンデミックのことを言っているのだ。抜けられるはずなのに、いまだに自粛警察的なものがゼロにならないのは、どういうこsとだろうか。休日にショッ ...

no image

モノやコトの交換が複雑すぎてモヤっとする話。 2023年6月9日

2023/6/9    ,

江戸時代の物流を調べていて、ふと気がついたことがある。物資というのは、移動交換されるものなのだけれど、表面上に見えているモノの移動だけでなく、裏側にあるモノゴトも一緒に移動しているようにも解釈できる。 ...

no image

まつろわぬ民が幸せに生きていく社会とはどんなものなのだろうか。 2023年6月8日

2023/6/8    , , ,

まつろわぬ民という言葉がある。帰順しない民族とか、隷属を拒む民族とかいった意味で使われる。日本でも中世くらいまでは当たり前だった。有名なところでは京都や堺の人たちは、権力に対してまつろうことを拒んでい ...

no image

生ゴミのたどり着く先。現代式循環の仕組みづくりは可能なのか。 2023年6月7日

最近、「このゴミはどこへいくのだろう」と気になっている。いや、わかっていると言えばわかっている。ゴミ焼却場へ運ばれるのだ。めんどくさい話だけれど、ゴミが燃焼されて、その後のことが気になるのだ。多くは焼 ...