武藤太郎

1978年 静岡県静岡市生まれ。掛川市在住。静岡大学教育学部附属島田中学校、島田高校卒。アメリカ留学。帰国後東京にて携帯電話などモバイル通信のセールスに従事。2014年、家業である掛茶料理むとうへ入社。料理人の傍ら、たべものラジオのメインパーソナリティーを務め、食を通じて社会や歴史を紐解き食の未来を考えるヒントを提示している。2021年、同社代表取締役に就任。現在は静岡県掛川市観光協会副会長も務め、東海道宿駅会議やポートカケガワのレジデンスメンバー、あいさプロジェクトなど、食だけでなく観光事業にも積極的に関わっている

よく聞くけど「チームワーク」とはなんだろう?職場のコミュニケーション。 2023年6月14日

あまり多くの調理場の仕事風景を見たことがあるわけじゃないけれど、ホテルなどの大きな調理場は比較的業務が分担されているように思う。少なくとも、ぼくが個人的に見たことのある職場はそうだった。板前、煮方、鍋 ...

地球人口増加と食糧問題を、歴史事例から思うこと。 2023年6月13日

2023/6/13    , ,

人類と食べ物の歴史を考えるとき、採集と栽培の2つに大別される。採集とは、狩猟も含めて「自然に存在しているものを分けてもらう」ことであり、栽培とは「自然をコントロールして人間の都合の良い用に作る」ことで ...

なんで勉強しなくちゃいけないの?という子供に、祖母が「バカになっちゃうじゃないか」と答えた意味。 2023年6月12日

2023/6/12    , ,

何度となくこのエッセイに登場するのが祖母である。それだけ僕の人生において祖母が伝えてくれたことが影響を与えている。 子供の頃、祖母に「なんで勉強をするの?」と聞いたことがある。祖母はこう言った。「勉強 ...

誰かの当たり前は、他の誰かの新情報。という当たり前のこと。2023年6月11日

2023/6/11    ,

しばらく前に、「当たり前過ぎてプロが教えない調理のコツ」という特集を見た。なるほど、その通りかもしれない。視聴者の疑問に答える形なのだけれど、案外まともに答えられない自分がいる。というのも、そんな疑問 ...

不要不急のモノゴトこそが、ボクらの本質なのかもしれない。 2023年6月10日

やっと長い長いトンネルを抜けようとしているはずだ。もちろん、パンデミックのことを言っているのだ。抜けられるはずなのに、いまだに自粛警察的なものがゼロにならないのは、どういうこsとだろうか。休日にショッ ...

モノやコトの交換が複雑すぎてモヤっとする話。 2023年6月9日

2023/6/9    ,

江戸時代の物流を調べていて、ふと気がついたことがある。物資というのは、移動交換されるものなのだけれど、表面上に見えているモノの移動だけでなく、裏側にあるモノゴトも一緒に移動しているようにも解釈できる。 ...

まつろわぬ民が幸せに生きていく社会とはどんなものなのだろうか。 2023年6月8日

2023/6/8    , , ,

まつろわぬ民という言葉がある。帰順しない民族とか、隷属を拒む民族とかいった意味で使われる。日本でも中世くらいまでは当たり前だった。有名なところでは京都や堺の人たちは、権力に対してまつろうことを拒んでい ...

生ゴミのたどり着く先。現代式循環の仕組みづくりは可能なのか。 2023年6月7日

最近、「このゴミはどこへいくのだろう」と気になっている。いや、わかっていると言えばわかっている。ゴミ焼却場へ運ばれるのだ。めんどくさい話だけれど、ゴミが燃焼されて、その後のことが気になるのだ。多くは焼 ...

歴史学習で「年」を暗記するこ理由。 2023年6月6日

2023/6/6    , , ,

中学高校時代、いわゆる社会科目が苦手だった。特に歴史。もっと言えば世界史。さらに細かく言うと、個人名や年を覚えさせられるのがなんとも苦手だった。カタカナの名前なんかは、もうちっとも頭に入ってこなかった ...

江戸の歴史260年をヒントに現代を考えてみる(後編)。 2023年6月5日

昨日の続きです。前編を読んでないと話が繋がらないと思うので、よかったら昨日のエッセイも読んでから進んでみてください。 武士という特権階級にあって、収入も権威も格差の大きい時代。きちんと民草の幸福を支え ...